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夜明け。
次の任務の通達が来てしまった私は、癸の彼女、花松サエさんに別れを告げて移動を始めた。
うーん……私アドバイスできてた？
彼女の励みになれるようなことを言えただろうか？
もしかしたらこのまま彼女は鬼殺の道を止めてしまうかもしれない。それでもいいとは思うが彼女がしたいことをしてほしい
少しもやもやしながら、少し仮眠を取ろうかと屋敷を目指す
「あれ、もしかして貴方は………」
「え？」
不意に後ろから声が聞こえ、反射で振り返ってみればまだ夜明け直後だというのに男が一人で、塀にもたれて立っていた
えー……誰〜なんでこんな朝早くからこんなとこにいんの？ていうか私に話しかけた？人違い？
男がずっと私の方をみてくるもんだから、思わず自分の後ろを確認した。……誰もいないし、家しかない、やっぱり私か？
「忘れちゃい、ました？」
悲しそうに眉尻を下げた男
もしや知り合い………？いやぁ、うーん……
「先日山の中の貴方のご実家の前でお会いしたと思うのですが……」
男のその言葉にはっとした
はっきりとあの人の顔覚えてないけどボヤーと思い出してきた。あー確かに、似てるような気も……
「足、治ったんですね」
「あ、あぁ……はい」
「元気そうでよかった！仕事帰りですか？」
「はい、まぁ」
「そうですか、お疲れ様です」
彼はニコニコしたままなにも言わず私を見つめてくるだけだった
………帰っていいかな
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himeka8170(プロフ) - スイロ。さん» ありがとうございます！完結できるよう頑張ります！ (2020年4月28日 8時) (
レス) id: d6a519e554 (このIDを非表示/違反報告)
スイロ。 - 初見、 初コメ失礼します！面白いです！ (2020年4月24日 13時) (レス) id: 8775389a41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沼ってます | 作成日時：2019年11月27日 15時
