決起集会？ ページ14
◇
side 海人
廉「もう寝たであいつ、半分も飲んでないやんやば」
決起集会が始まって1時間で寝てしまったさくちゃん。
そんな彼女を横目に、缶チューハイを揺らしてその残量に目を丸くして驚く廉
廉「見てかいと、かーいい」
「ねぇ、起きちゃうから」
ベッドに横になったさくちゃんを愛おしそうに見つめて、
かなりの強さで頬をつつくハイパー照れボーイ。
「もう終わっちゃうね〜」
廉「ほんまやな、早かったな」
「まじで初日緊張した」
廉「お前ら2人やばかったで」
「ゆーて廉もバクバクだったじゃん初日」
廉「おん、やばかった」
あそこの演出がどうだった、とか
この曲の入り方が、とか。
俺ら3人はもちろん、スタッフさんも心込めて一緒につくりあげたピース。
廉「俺さ、めちゃくちゃホッとしたのがさ」
「んー？」
廉「My Love Songで登場やん」
「そだね」
廉「スタンバイして、曲始まって照明ついて。
何気なく見たさくの顔が、ほんとに幸せそうだったんよ」
俺も見たよ、廉。
ペンライトの光でさくちゃんの目はキラキラしてて、
本当に幸せそうに、楽しそうに笑うから。
心からホッとした記憶がある。
廉「その顔みて不思議と緊張なんて飛んでってさ」
「まじで世界救うよね、さくちゃんの笑顔って」
廉「すげぇよなガチで」
俺らの中心にいるのが彼女である事、それが俺と廉の共通認識なんだって、
お酒が入ってるからか、いつも言わないようなことを言う廉になんか心がキュってなった。
廉「ねみー」
「さくちゃんの横もーらいっ」
廉「だるいて」
何だかんだ彼女を真ん中に川の字になって、いつの間にか爆睡してた俺ら。
翌朝＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『ふざけんなー！！！！！』
ね、想像つくでしょ？
この先は皆さんのご想像にお任せします笑
◇
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作者名：ひめ
| 作成日時：2025年2月11日 0時
