【kr】白尾組の娘の恋模様【WT】【ｄ!】

三十三話 ページ35

krside

今日はお嬢と出かける日、なかむに服も選んでもらった

na「告白頑張れよ！」

kr「本当にしなきゃ駄目…？」

na「昨日あんだけ考えただろ！てかお前から提案して来た癖に」

…事実、俺はお嬢のことが好きだ、きっと恋の方の感情で

na「ま、フラれるかもしんないけどｗ」

kr「やめろネガティブになる」

A「きりやんはよ！」

お嬢に急かされて慌てて準備をする

na「結果、楽しみにしとくわ」

kr「頑張る」

そして家を出る、それからスイーツを食べてゲーセンでマリカをした

A「あれカービィじゃね？ゲーセン限定の」

お嬢がクレーンキャッチャーを指して言った

kr「お嬢カービィ好きでしたっけ？」

なんて聞けば

A「シャークん好きじゃん！だから」

そういやそうだったな、と思った刹那、脳内には、俺だけを見てほしいという感情が溢れる

A「シャークん喜んでくれるかな！」

kr「…きっと、喜びますよ」

また嘘

A「ん、んー！難しい…」

何回かプレイしてカービィはようやく取れた様子

A「取れたー！」

kr「…お嬢、あの」

A「ん？どしたの？」

咄嗟に出た言葉を誤魔化すように言葉を繋げる

kr「いや…やっぱ何でもないです」

A「隠し事？」

これを嫉妬と言うのだろう、勢いで何かを言いそうになる

kr「…なんとも言えません」

A「…今日なんかおかしいよ、体調悪い？無理に連れてきたから？」

お嬢は悪くないのにひたすら謝られる

kr「ちがいます…あーもう！恋ってこんな面倒臭いんですね」

A「へ…？」

kr「見苦しい嫉妬までしてしまいました」

A「もしかしてシャークんのこと狙ってた…？」

kr「馬鹿ですか、俺はお嬢のことを言っているんです」

そこまで行ってお嬢の顔が林檎のようになる

A「…このイケメンが…」

kr「これから俺が言うことに対して、素直な返事をしてください」

なかむにアドバイスされた通りにする

kr「単刀直入に言えば俺はお嬢のことが好きです、でも俺恋とか恋愛とかしたことないんで…胸が苦しいとかなんかの病気かと思ったんですけど、違うみたいです…お嬢、いえAさん、絶対貴方を幸せにします、なので俺と付き合ってくれませんか？」

言いたいことを言い切った

A「…もう黙れ」

お嬢は口を尖らせる

A「…断るわけないでしょ、ばか」

kr「では、今からAさんは俺の彼女ですね」

俺の口からは、ふふ、と笑みがこぼれた

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