海 ページ23
Aside.
元の場所に戻ると、スタッフさん方がたくさんのテントを立ててくださっていた。
お昼ご飯を食べたあと、その中の一つで、渡された水着に着替える。
可愛い紺色のビキニだったんだけど、アナウンサー的に派手な露出はできないから、上から薄めのパーカーを羽織って、下は海にも入れるデニムの短パンを着て外に出た。
彼女目線カメラの時間。
1人1人が考えたシチュエーションをカメラに向かってしてもらう。
初めは聡ちゃんから。
聡「ねぇねぇ、砂にさ、お互いの似顔絵かいてみない？？ じゃあ、絶対こっちみちゃダメだよ！！」
「ん、わかった！」
…
聡「できた！！こっち来て〜！！」
聡「じゃーん！！」
「え、すごい！上手！！」
聡「可愛くかけてるでしょ？？ あとねー、こっちにも書いたの、見て！！」
“大好き”
聡「普段は照れちゃって言えないけどさ、いつも思ってるから。」
聡「大好きだよ。」
次はマリくん。
聡ちゃんは、聡ちゃんらしくて可愛かったな。
マリくんはどんなだろう。
マ「水着姿も可愛いね！ そうだ！写真とろ？？」
「うん！！」
マ「じゃあ、撮るよー！ はい、チーズ！！」
「どう？？」
マ「んー、もっかい撮ろ！ もっと近づいて？」
「ん、こう？」
マ「ダメ、もっと。」
腰を引き寄せられて、写真を撮られる。
マ「よし、おっけー！！」
マ「好きだよ。これからも、僕と思い出残そうね！！」
腰を引き寄せる力が強くて、マリくんも男の人なんだなって思った。
綺麗な目に引き寄せられそう。
次は勝利くんだ。
勝「ねぇ、海入ろ？？ 浮き輪押してあげるよ。」
「ほんと？？ 行こう！！」
…
勝「ねぇ、可愛いね。」
「何、急に。」
勝「言いたくなっただけ、たまにはいいでしょ。」
勝「俺、あんまり鍛えてないから筋肉マンじゃないけど。男に狙われてたら、ちゃんと助けるから。守るからね。」
勝「だから俺から離れないでね。好きだよ。」
勝「あー、何言おうか迷ったーー！！」
勝利くんが叫んでる。
聡「勝利、終わったー！？？」
聡ちゃんが海の中を走って来て勝利くんに水をかける。
勝「うわ、聡、最悪。」
そういいながらも聡ちゃんに思いきり水をかけてる。笑
聡「勝利もやってるじゃん！！！」
ぎゃあぎゃあやってるけど、カメラがあるから私は避難。
風磨くんと砂浜で喋ってる健人くんのところに向かった。
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作成日時：2018年3月10日 19時
