いつも二番目の私は。【鬼滅の刃】

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いや。任務に私情を持ち込んではいけない。


先ずは聞き込み。





「あの。すみません。」



振り向いた顔に見覚えがあった。






あの日、

鬼との接触があった日に


おまんじゅうをくれたおばさんだ、、、。









「ひっ！！！」


「お前！！生きてたのか！！！」


おばさんの目の色が明らかに変わる。





「お前だろう！！」


「お前の家族が襲われてからこの村がおかしくなったんだ！！」


おばさんの話は止まらない。





周りがざわめき出したのがわかった。




まずい。



「あれって、鈴音ちゃんのところの妹よね」

「あの子があの家族を襲ったのか？」

「じゃあ最近消えたあの女の子もあの人が、、」

「目が真っ赤。まるで血みたいだ。」








周りの声が耳に入る。







「、、、消えたあの女の子？」


私がその言葉の主の方へ目を向けると



「っっ！！」







私の赤い目を見た人々は


まるで私が蜘蛛の子のように散って行った。






気がついたらおばさんも私に背を向けて早足で家へ帰っていく。


周りには人一人いない。









、、、なにも情報が得られなかった、、。




姉さんがいないと私はなにもできないんだなぁ。





、、、いや。"出来ない"訳ではない。





できることを"やろう"。





ここの村は小さい割には人がいて人目にあまりつかない所は数カ所しかない。







二箇所に絞る。



一箇所には私が待機。

もう一箇所にはカイを待機させておく。




人目のある場所で鬼が出たら誰かしらが叫ぶだろう。









もうそろそろこの村に夜が来る。

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