いつも二番目の私は。【鬼滅の刃】

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鬼殺隊になれと言われた日から私は毎日鍛錬をする。




稽古ではない、鍛錬はいつも一人だった。



が、今日は違うみたいだ。




「Aさん！！」



あれ、この男の子、、




「不死川さんに頭突きした子だ。」




その子は困ったように笑う。




「竈門炭治郎です！！」




「Aさんですよね？」



私は何も言わずに頷く。




炭治郎君の真っ直ぐな目に吸い込まれそうになる。






姉さんがいない、

私一人の時に私に話しかけてくれる人なんて珍しい。






「鍛錬、一緒にしませんか？」



え、、、


「私が入っていいんですか？」



「もちろん！！」






炭治郎君と一緒にいた

たんぽぽみたいな黄色の髪の毛の善逸君。

猪の被り物を被った伊之助君






も快く私を受け入れてくれた。





いつもとは違う鍛錬は勉強になった。






………



鍛錬終わり、縁側に肩を並べて休む。



「、、何で鍛錬に誘ってくれたんですか、、？」




驚いた様に目を開けたあと、照れ臭そうに笑う炭治郎君。





「いつも鍛錬していたのを見ていたんだ。」



「そしたら善逸が、誘ってみようって。」




「っっ炭治郎！！！！ 」


善逸君が顔を真っ赤にして高い声で叫ぶ。






「それに、Aさんは優しい匂いがする。」



炭治郎君は鼻がいいみたいだ。



でも、、、




「姉さんじゃなくて？私が？」








きょとん、とした顔の炭治郎君は


「お姉さんも優しいかもしれないが、




Aさんは優しいよ。」






「それは俺様もわかるぞ！！！」








「優しい音がいつもしてるんだ。」



炭治郎君に続き、

伊之助君も

善逸君もそう言ってくれる。









「っありがとう。」



喉元が熱くなり、鼻がツンとするのを抑えて





私は心から笑った。

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