いつも二番目の私は。【鬼滅の刃】

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"最終選別"


を受けるために私は強くならなければいけない。





柱による地獄の稽古が始まった。







「基礎がなってねぇなぁ！！！」





怒鳴る音柱の宇髄さん。





腹筋、背筋、走り込み、素振り。









初めは地味に四桁を目指せ、千以上だ。


と言われたが




最近までただの女だった私ができるわけがないだろう。








でも。


この人も時間を割いて私に稽古をしてくれている。


私、一人のために。




「もっと早く派手に走れ！！！！」







「はぁ、、はぁ、、は、い。」




感謝の言葉の変わりにこの稽古についていく。









肺が潰れるかと思うほど走った。







「最後一周！！！」




そのとき、




「あ。」





目の前の石に思いっきりつまづいた。






膝を派手に擦りむいたみたいだ。





痛い。


が最後一周。




立ち上がって走るのを再開しようとした時、





体が浮いた。







宇髄さんに担がれる。





「仕方ねぇなぁ。」


「落ちるなよ。」







ため息をつかれ、物凄い速さで移動する。






着いたのは




「、、、蝶屋敷？」

「そんなに重傷じゃないので大丈夫です。」




肩から降りようとするが奥に引きずりこまれた。





そこには、



「、、姉さん。」




手際良く鬼殺隊の手当てをする姉さんがいた。




「大丈夫ですか？これから気を付けてくださいね。」





そう姉さんが微笑むと手当てをされていた隊員と話に花が咲き始める。



担がれているから顔が見えないが宇髄さんも姉さんの方を向いて動かない。





この人もそうか。









姉さんは"私と違って"どこにいても一番なのだ。

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