音柱は嫁依存症

善逸くん、生きてたの…！ ページ34

すごい…！


炭治郎くんが出す

ヒノカミ神楽の呼吸は

鬼をとことん惑わしてる。


威力もすごい。




炭「ハァッ、ハァッ…」



炭治郎くんが疲れてる。


どこかで私も。






ズズ…。



鯉夏花魁…！


帯から鯉夏花魁が出てきてる。




ここにいたら危ない。

下手したら刃が当たる可能性もある。



大丈夫。

炭治郎くんを信じる。


鯉夏花魁を避難させよう。









どうにか鯉夏花魁を

鬼の目に届かない場所に移動させた。






宇「どけどけェ！！

宇髄様のお通りだ！！


ワハハハ！！！！！」




あ、あの声…！



『天元様！！！』




天元様が屋根の上を走っている。


後に続くは

伊之助くんと




善逸くん！！



『良かった、生きてた…』


そっちは終わったんだ…。




私も戻んなきゃ！



宇「A！！

そっちはどうだ！」

『炭治郎くんが戦っています！

女の、上弦の陸です！！』

宇「能力は！？」

『帯を操って…




………え？？』



宇「ッ…、危ねえ！！」



炭治郎くんと鬼の姿が見え

応戦しようと思った。



いきなり、帯が高速に動き

色んなところを斬った。


天元様に腕を引かれなきゃ死んでた。




『そんな…！』


地獄絵図だ。


店の建物が倒れ、

中にいた人たちまで斬られてる。




炭治郎くんが屋根まで飛んで、

鬼の足を掴んだ。


『あ、い、行かなきゃ…』

宇「大丈夫だ。

こっち来い。

とりあえず人を逃すぞ」



炭治郎くんを信じるって決めたんだから

最後まで信じよう。


大丈夫。炭治郎くんはできる。




生きてる人を天元様たちと

安全な場所に移動させる。






ドゴォッッッッッ！






宇「んだ今のは」

『私、様子を見て来ます…』



爆発音とは違う。


何かが叩きつけられる音。





まさか、炭治郎くん…！！？





屋根を渡りに渡って

音の方へ向かった。




屋根には瓦礫を見下ろす鬼。


瓦礫の下には。



『禰豆子ちゃん…！』



禰豆子ちゃんが埋まってる。


助けないと！

禰豆子ちゃんは人を喰わない。

その分鬼としての能力も

劣っている。



下に降り立ち、

瓦礫の元に行き、

禰豆子ちゃんが出れるようにした。




堕「アンタ、まだいたの…。

しつこい女。

今すぐ殺してやる」


禰豆子ちゃんが這い出た。


酷い怪我。

再生はするけど時間が…。



鬼に刃を向ける。


しかし、鬼は目を剥いていた。




禰豆子ちゃんだ。


禰豆子ちゃんに、何かが起きてる。

禰豆子ちゃん、一体…。→←天元様、良かった！

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