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姉様方、どうか。 ページ14

中では雛鶴さんたちが

まだ準備をしていた。

なんだか切羽詰まってるみたい。




『あの、本当に温泉ですか?』


ま「え、」


温泉、じゃないよね。


須「あっ、お、温泉ですよ…っ?」


雛「いいわよ、須磨。

天元様、いいですよね?

Aちゃんに隠しておくのは

私達には難しいです」


宇「うん…、そうだな」



敷地内の竹やぶを5人で歩く。




宇「実はな、遊郭に上弦が

潜んでるかもしれねぇ。

手紙だけじゃ詳しいことは

探れねぇから、

雛鶴達に遊女として探ってもらう」

『それなら私も』


そんなに危険なら、

私も行きたい。


雛鶴さん達の命が危なくなったら

私、不安でたまらない。




宇「お前はダメだ。


柱なんだから」

『私、柱だから守れます』

宇「大丈夫。

雛鶴達だって、元くノ一だ。

いざとなったら戦える」

須「まあ私弱いですから!

いざとなったら、

Aちゃんが助けに来てください!!」



そんな笑顔向けられても……。

不安なものは不安。


でも、ちゃんと考えれば

ただでさえ柱は貴重だから

3人を守るためだけに

止まるわけにはいかない。




それから…、と

雛鶴さんが口を開いた。


雛鶴さんが足を止めたので、

私達も足を止める。




雛「上弦の鬼を倒したら

一線を退いて

普通の人間として生きましょう」



トンボがたくさん飛んでる。

懐かしい。

もうそんな時期か。



雛「忍として育ち

それで奪ってしまった人の命が

戻ってくるわけではありませんが、

やはりどこかでけじめをつけなければ、

恥ずかしくて陽の元を生きて行けません」


天元様達は、元忍。

忍っていうのは

もちろん殺人とかも

あったんだろうな。


これは

人を守る戦いでもあり、

4人のけじめの戦いでもあるんだ。


私も理解できる。



雛「その時5人が一緒でなくても、

恨みっこなしです」



泣く。


これは泣くよ。



そんな優しい顔しないで

雛鶴さん。




気づけば、雛鶴さんに

駆け寄って

抱きしめていた。


まるで

子供が母に抱きつくように。




『いってらっしゃい、姉様!』

雛「Aちゃん…」


姉様、だなんて

初めて呼んだなぁ。



今度は3人に抱きつかれた。


天元様…、苦し……。



須「うああああん!!

Aちゃん、天元様、

達者でえええええ!!」

ま「家はよろしくね」

宇「信じてるからな。

絶対、みんな生きて帰るぞ」






次の日、

天元様に連れられて

3人は遊郭へ行った。

煉獄様、約束です。→←¥作者から!



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金平糖 - 凄く泣きました〜。・゜・(ノД`)・゜・。 (2021年11月16日 23時) (レス) @page50 id: 63ca64d519 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - 面白かったです。 (2021年2月24日 6時) (レス) id: 69c853c22b (このIDを非表示/違反報告)
ピノ助(プロフ) - ひろかさん» あ、愛してる…!?///なんて素敵…!お願いだから死なないで〜!私も…ショックで心臓が止まりそうです… (2020年4月4日 21時) (レス) id: adff839c97 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ助(プロフ) - @さん» わ〜!嬉しいです!もちろん返信させていただきますよ〜!! (2020年4月4日 21時) (レス) id: adff839c97 (このIDを非表示/違反報告)
ひろか(プロフ) - 201話読んで自害しそうです((ピノちゃんあいちてゆ(遺言) (2020年4月4日 1時) (レス) id: d204de565a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピノ助 | 作成日時:2020年2月17日 21時

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