音柱は恋人依存症

炭治郎くん、勘弁して。 ページ6

『師範…、ご自分の任務は？』

宇「んなもん終わらせてきたぜ、ド派手になっ」

『はっや』

宇「お前と少しでも長くいたいしな」

『そういうのずるいです…』



師範が、

え、なんだよ！何がずるいんだよ！？

あ！分かったぜ！！

ときめいたんだろ！！！そうだろ！

とうるさいですが、

私には聞こえませんよー。



……師範は、いつも嬉しいことを

言ってくれる。



…ときめかないわけ、ないじゃない。








炭「…あ、やっぱりAさんと宇髄さんだ！

少し前から匂いがしてたんだ」

善「え！！Aさん！！？！？？♡

どうりで可愛らしい足音がしたと思ったよ〜♡♡♡」

伊「お！！

筋肉ダルマとホワホワ女じゃねぇか！

俺と勝負しろ！！！」



仲良し3人組が走ってきた。

特に善逸くんと伊之助くん。


善逸くんは私の元へ

全力疾走。


伊之助くんは師範の元へ

全力疾走。



どちらも派手に

師範が投げ飛ばした。






宇「…チッ…。


地味な邪魔が入ったぜ…」

『まぁまぁ、賑やかで

私は好きですよ？』

宇「Aがそういうなら仕方ねぇけどよ」





それにしても……、









なぜ炭治郎くんは

ちょっと赤面してるの？？



あら〜〜〜、って、

近所のおばさま達みたいよ。





『炭治郎くん、

何かいいことでもあったの？』


炭「だって、Aさんと宇髄さん、

お付き合いしてますよね？」




…………………え？






待ってよ。



なんでバレてるの？？




柱の誰かが漏らしたとか？





『なぜそれを…』

炭「俺、鼻が効くので！


お二人から幸せな匂いがしたんです。


前までは宇髄さんからしか

匂わなかったんですけど」

『わーっすごい！！』


宇「ほォー。なるほどなぁ」

炭「しかもさっきは

Aさんから

ときめくような匂いがしてました」

『ちょ…、うそ、ちが！』

宇「ほォー。な〜るほどなぁ？？？」



師範がものっすご〜く

ニヤニヤしている。



ば、バレた〜！



『別に、違うよ！！



…ほら、甘露寺様みたいな！』

炭「…？？


でも、宇髄さんのこと

大好きですよね？



宇髄さんからはもちろんですけど、



Aさんからも


独占欲の匂い、出てますよっ」




なにそれええええええ！！


ほんとにやめて！

勘弁して！！







________任務を思い出し、

解散する。


師範に、こう言われました。





炭治郎くんのせいだからね。





宇「今夜の修行はド派手になりそうだな？」

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