炎柱に告白されたんですけど【煉獄杏寿郎】

58話 ページ9

｢おはよう！A！｣




｢！！！｣





急に部屋に響いた煉獄さんの声に飛び起きた





｢び、びっくりした…｣




｢む！すまない！｣




｢おはよう、ございます｣





寝起きでまだ頭がはっきりしていない私は今にも閉じて二度寝しそうな目を擦る





｢まだ眠そうだな！｣




｢煉獄さんは朝から元気ですね…｣




｢俺は早朝に起きて鍛錬しているからな！｣




｢さすがです｣





なんやかんや話しているとだんだん目が覚めてきた





｢それで、どうしたんですか？｣




｢Aが言ったんだろう、起こしてくれと｣




｢え｣





時計をみると、8時を指していた




柱合会議ってこんなに早い時間なの！？





｢もう出かけるんですか！？｣




｢いや！すぐではない！｣




｢はぁ、びっくりした……あれ、じゃあなんで？｣





たしか昨日お願いしたのは出かける時に起こしてくれっ言ったはずだ





｢Aと一緒に朝食を食べたいと思ってな！起こさせて貰った！｣




｢…………｣





寝起きの煉獄さんの満面の笑み




眩しすぎる！！




それに恥ずかしい！！





｢き、着替えたらすぐ行きます！｣




｢うむ！では待っているぞ！｣





そういうとスタスタと煉獄さんは行ってしまった





｢いよいよ今日柱合会議かー…｣





こっちの世界に来てから数ヶ月




あっという間だったような長かったような





｢……向こうの世界に戻る準備も始めようかな｣





着替えながらそんなことを思った

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