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そして話したのは、
自分には結婚する気は無いという事
誰から噂を聞いたか教えて欲しい事
もし相手を知っているなら教えて欲しい事
ざっくりこんな内容だ。
話の途中でお茶とお茶菓子が用意され、団長は休憩がてら私の話を腰を据えて聞いてくれた。
「おまえの思いはわかった。私はこの話を聞いたのは…今朝、騎士団本部でだったな。報告に伺った時に魔法帝からやんわり聞かれてな…。」
「魔法帝から！？」
何でそんな所まで話が広がってるんだ…‼
いっそ泣きたい気持ちになりながらも団長の話の続きを聞く。
団長は眉根を寄せて少し困ったような顔をして言った。
「相手は聞いてないな。うちの団員が近々結婚するらしいという事と、その後の戦力調整について簡単に話しただけでな。」
仔細聞かずにすまないな、と軽く息を吐く団長。
「いえ……。ですが、何故その内容で私だと…？」
魔法帝はうちの団員が、と言っていたらしい。
範囲が広すぎる中で何故それが私の事だとわかったんだろう。
何だか少し引っかかった私は、疑問を素直に団長へぶつけた。
「あー…。いやなに、うちは男が多いからな！わざわざ魔法帝が話題に上げるならばそれ相応の家柄で、魔法帝の覚えもめでたいAの事だろうと推測したのだ。あぁ！」
「そ、そうですか…？」
何か、隠されたような…気のせいかな？
若干の違和感があったが話の筋も通ってるので気にしない事にした。
魔法帝の覚えがめでたい、というのは時々フエゴレオン団長の補佐として本部に出向いていたからだろう。
団長の言うように女性の少ないこの団で、戦闘要員ではない私は団長のお手伝いをする事があった。
予定の調整や書類の初期チェック、本部へ行く際のお供など。
私としては頼りにされてるという自信になり、大事な仕事の一部だ。
「俺は家の者に聞いたぞ！何でもAが王族と婚姻を結んだという内容で、兄上にも良き人が来てくれればと…んぐむっ⁉」
何故か突然団長がレオの口にマフィンを突っ込んで黙らせた。
レオ、そりゃデリケートな話題だもの…団長も一介の団員でしかない私の前で言って欲しくない話題だと思うよ…。
「どうやらレオも相手までは聞いておらんようだな…。」
「ありがとうございます、団長とレオで無いなら大分絞られるので…。」
あとはキルシュさんかシルヴァ家のどなたか、かな。
どちらだとしても気が重すぎる。
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緋毬(プロフ) - まゆさん» 感想ありがとうございます！今の所いい勝負なのでまだどっちに転ぶかわかりませんね…（笑）私も書いてて楽しいです(*´艸｀*) (2019年4月7日 17時) (
レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - はじめまして！私はフエゴレオン様が大好きなので、ぜひそっちとまとまって欲しいです。あぁ……でも嫉妬するフエゴレオン様も見てみたい……(///∇///)ゞ (2019年4月7日 14時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - ありがとうございますヾ(*´∇`*)ﾉ頑張ります！ (2019年4月4日 17時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプ - 面白かったよ (2019年4月4日 16時) (レス) id: ea5f79410c (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - ありがとうございます、今の所いい具合に進められているので、頑張って走ります(*`･ω･)ゞ (2019年4月4日 9時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋毬 | 作成日時：2019年3月31日 23時
