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「な、あの髪型どう思う？前髪の三つ編みは何なんだろうな。自分でやってんのかな。」
ピキッ
思わず反応してしまう。
何故コイツはやたらと私に絡むのだ。
彼女はきょとん、としていたが少しの間私をジッと見て口を開いた。
「私、あの髪型格好いいと思いますよ？」
「え？マジ？」
異邦人が煙草を落としそうになる。
フエゴレオンも不思議そうな顔をしている。
私はというと……その一言に腹立たしさを感じていた。
結局こいつも王族だからと気を遣っているに過ぎんのだ。
フエゴレオンが愚かだとは思わんが、他の擦り寄ってくる女と変わらんではないか。
異邦人のようにからかわれるより腹が立つ。
そう、思っていた。
「え、だってあの髪型って鷲ですよね？確かに前髪を三つ編みにするのは独創的だなって思いますけど、鷲の尾なんだなーって思ったらそんな変じゃない…ような？」
むしろ格好良くないですか？鷲。
え？そんな事ないです？
私は好きですよ？
固まる異邦人、少しおいてフエゴレオンが豪快に笑った。
「はっはっは‼ やはりAは着眼点が他とは違って面白いな！」
「はー、なんかすげぇなオマエ。おい熱血真面目大王さん、これ俺んとこくれ。」
「やらんわ馬鹿者!!!」
キョロキョロと落ち着かないように私と異邦人、フエゴレオンに視線を向ける。
その様子は小動物のようで…。
「み、皆さんお待たせしました！魔法帝を捕まえ……いえ、準備が整ったのでこちらへお願いします！」
「やっとか。」
それぞれ立ち上がり移動する。
………が、何やら視線を感じる。
「…何だ。言いたい事があるなら言え。」
「えっ、いや、あの………。」
腕を組み、彼女の言葉の先を待つ。
一体何だと言うのだ。
「あの、さっきの…何かお気に触ってしまったなら申し訳ございません。勝手を申しました。」
ペコッと姿勢よく頭を垂れる。
綺麗な最敬礼だった。
礼儀は仕込まれているらしい。
「……気にせずともよい。私が気に食わんのはそこの異邦人だけだ。」
後ろで異邦人が何やら言っているが無視して、頭を上げるように言う。
その時初めて彼女を正面からまともに捉えた。
些か小柄に見えるが魔力量は一般的、容姿も一般的。
特筆するような事は何もなさそうな彼女に光る何かを見た訳ではない。
ただ………
(丁寧に磨けば、光るかもしれんな)
フエゴレオンも彼女にそれを感じたのだろうか。
聞くことも無いので真相はわからないが。
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緋毬(プロフ) - まゆさん» 感想ありがとうございます！今の所いい勝負なのでまだどっちに転ぶかわかりませんね…（笑）私も書いてて楽しいです(*´艸｀*) (2019年4月7日 17時) (
レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - はじめまして！私はフエゴレオン様が大好きなので、ぜひそっちとまとまって欲しいです。あぁ……でも嫉妬するフエゴレオン様も見てみたい……(///∇///)ゞ (2019年4月7日 14時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - ありがとうございますヾ(*´∇`*)ﾉ頑張ります！ (2019年4月4日 17時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプ - 面白かったよ (2019年4月4日 16時) (レス) id: ea5f79410c (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - ありがとうございます、今の所いい具合に進められているので、頑張って走ります(*`･ω･)ゞ (2019年4月4日 9時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋毬 | 作成日時：2019年3月31日 23時
