向日葵色の恋セクゾ松島 (ページ8)

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7恋帰り道ゆうかページ8

帰り道

中島くんは距離を詰めるのがうまく、そして、聞き上手で、話し上手だ。

いつのまにか、「Aちゃん」が、Aになった。

人見知りな私も、緊張がどんどん薄れていった。

私の予想が当たるのであれば、間違えなく、佐藤くんと聡くんと並んで人気モノになるだろう。いや、下手したら、抜かすのかもしれない。

そんな風に思っていたら、マリウスくんの家も通り過ぎ、佐藤くんの家も通り過ぎ、中島くんの家にもついた。

中島「Aまたね！そして、松島さんも！」

そう言うと、彼の家のドアの向こうに姿を消した。

中島くんが居なくなって少し沈黙がしたと思ったら、聡くんが、普段より少しぶっきらぼうな口調で、

松島「あのさ、中島健人のこと、好きなの？」

聡くんがそう言うと、私は少し目を見開いてしまった。

すると、少し聡くんが寂しそうに目を伏せて、

松島「すごく楽しそうだったね。でも、好きだったら応援するよ。」

違う！そう叫びたいけど、声が出てこない。

そのあと、聡くんと少し気まずい雰囲気で家まで歩いた

時間がたつのも早く、私の家に着いた

松島「……バイバイ」

A「……うん」

そうして気まずい雰囲気の中、その日の夕日が沈んだ。

ゆうか作成