【UT_AU】壱.転生したはいいが彼らは俺をほっといてくれない。

想憶の歯車 ページ24

β「あれ、そんなに驚く?」 ｽﾀﾝ「驚くだろ普通!!」
『ほんとだわ!!』
β「まいいや。あんまり話してる時間ないからね。」

β「Aには転生以前の記憶が無いはずだ。
sans側には記憶と能力の制御が、A側には体の所有権と意識が別れた訳だからね。
記憶を取り戻す為にも2人には1つになってもらう。
まあAは記憶が戻りいつも通り目覚めるって訳ね。」

ｽﾀﾝ「俺は構わない」
『…そんな即決でいいのか?』
ｽﾀﾝ「他人だったら嫌だけどお前だし」
ｽﾀﾝ「俺はお前なんだからな。」『…そういうもんか?』

ｽﾀﾝ「兄弟の事頼んだぞ。それと…俺の記憶にはいくつか欠落している所がある…その記憶を取り戻して欲しい。俺は…過去に向き合う必要がある。」
『…兄弟も記憶も任せろよ。』

β「それじゃ、いいかな?」 ｽﾀﾝ「あぁ」『おう』
β「行ってらっしゃい。A」

β「…さて、これで物語は大きく動き始める訳だ…頑張ってね僕の作品達。」

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…なんか、すごく長い夢を見てた気がする…どうなった俺…
…あれ、瞼が凄く重い… ゆっくりと目を開けていく。

『…ん……』 ｯｯｳ”ｯ…!?…ソウルが凄く痛いｯ…あれ、ソウル…って、心臓じゃなくて…?
…あぁ、そうか。俺…記憶が戻ったんだ。

俺が覚えていなかった記憶…俺は元々研究者で、W.D.ガスターの助手だった。
コアを開発したのはこの人で、俺も当時一緒になって手伝った。それで…っ……何故だ？
ガスターに関する記憶が曖昧だ…何故今の世界にいない？

…それに、元々俺はポータルなんて開けなかった。魔力量もこんなに無かったし…
…駄目だ、全く分からん。ニンゲンだった時の事は覚えてるんだけどな…

ｶﾞﾗｯ 誰か来た…ここはまあ、見ての通り病院だな。

ｹﾁｬ「…ｯｯえ、あ、め、目覚めたのか!?!?」目を見開きながら焦って近付いてくるケチャップ

『久し振りだなケチャップ…』
ｹﾁｬ「A…お前…ｯｯはぁ〜〜……ｯ」

えっ?何か怒ってる?

ｹﾁｬ「久し振りじゃないだろ？俺達がどれだけ心配したと思ってるんだ…？」

…あぁ凄く怒ってらっしゃる…
一人称が俺になってるし瞳が真っ黒に染まってる…()

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