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{211}for Outside ページ19

眞弥「それで、えっと・・・あー・・・。
・・・もう、何言えば解んなくなってきちゃった。・・・・・・あんたと居ると、あんなにペラペラ喋れるのに・・・っ」

鈴村「・・・っ・・・・・・」




ついには喋る事が無くなってしまい、言葉を詰まらせてAが眠る布団に顔を埋める眞弥。


その姿に鈴村は思わず心が締め付けられた。
山形で、のびのびと満喫していた彼女の姿が脳裏に映る。

神谷もまた、ぎゅっと拳を握りしめた。強く、強く。
あの時・・・Aが眞弥をホームに投げて小野がそれをしっかり抱き受けたのを確認して、すぐにホームから飛び降りて自分がAを無理矢理にでも引き上げていれば・・・。




眞弥「・・・・・・・・・泣かないって、決めてたのに・・・。
・・・さっさと、起きなさいよ・・・ばか」

A「・・・・・・おきてる、けど」

眞弥「起きてないじゃない・・・目とか開いてないし・・・」

A「・・・あけてる・・・けど・・・」

3人「「・・・???」」




はて、一体さっきから眞弥は誰と喋っているのだろうか。この病室には目覚めないAと眞弥と神谷と鈴村のみ。
眞弥と言葉を交わしているのは女、でもAはまだ・・・と、3人がAに視線を向けた。




A「・・・ぅえー・・・しゃべり、にく・・・なんか・・・ろれつまわらん・・・」

眞弥「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・え・・・・・・、A・・・?」

A「ふぁい」

眞弥「・・・・・・A、・・・?」

A「ふぁい。
・・・てか、これほんとしゃべりにくい・・・とっていい?」

鈴村「・・・っ、いやいや!
取ったらあかんやろ!・・・お、俺・・・先生呼んでくるわ!」




慌てて病室を出て行く鈴村。

残された眞弥と神谷は、鳩が豆鉄砲を食らったようにぽかんとしていた。


神谷が恐る恐るAに近づいて眞弥の隣に立つ。




神谷「・・・A、ちゃん・・・?
俺達の事・・・解る?」

A「うおぉふ・・・めざめてそうそう、いけぼ・・・。
・・・まや、と・・・かみやさん、ですよね?」

眞弥「じ、っ自分の事は!?
ちゃんと覚えてる!?」

A「あたまひびく・・・ぅぅ・・・。
おぼえてるって・・・やまがたけんしゅっしん、とうきょうぼうしょざいじゅう・・・うたいてやってる、いぬは・・・でしょ?」




喋りづらそうに、でもハッキリと言葉を話している。

その様子に、眞弥の涙腺は崩壊した。

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るるるs - え、なるせちゃんの年齢ひっっっっく!?莉犬より低い… 莉犬出てくるなら莉犬が年下でなるせちゃん年上かと思った。 (2020年1月21日 18時) (レス) id: 237a7189ae (このIDを非表示/違反報告)
天藍(プロフ) - 暇犬さん» https://nana-music.com/sounds/0401f047/  出来ました〜! (2018年7月27日 15時) (レス) id: 1e59b8b255 (このIDを非表示/違反報告)
天藍(プロフ) - 暇犬さん» ありがとうございます!完成したら一応報告程度にここのコメント欄にURL貼らせていただきますね…! (2018年7月26日 19時) (レス) id: 1e59b8b255 (このIDを非表示/違反報告)
暇犬(プロフ) - 天藍さん» おー、nana!使ってくださるのでしたら是非!!(´∀`) (2018年7月26日 19時) (レス) id: 1b14e57a26 (このIDを非表示/違反報告)
天藍(プロフ) - 突然失礼します!nanaというアプリで声劇やりたいので、犬派ちゃんの狂人口調お借りしてもよろしいですか? (2018年7月26日 19時) (レス) id: 1e59b8b255 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暇犬 | 作成日時:2018年5月23日 9時

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