{205}side:宮野 ページ13
眞弥ちゃんのお兄さんの和樹くんの運転で、僕はまた壬生総合病院にやって来ていた。
あ、訂正。
宮野「ほら、2人とも置いてくよ?」
平川「・・・うん、今行く」
眞弥「今行きまーす・・・」
しょんぼりオーラのヒラさんといつもより大分大人しい眞弥ちゃんと一緒に来ている。
マイナスイオンが本当にマイナスなイオンになってる(意味不)
うーん、さすがに冗談を言う空気じゃないや。
さすがの僕でもこう言う空気はちゃんと読むからね!?(謎の弁明)
僕は病院の総合受付で話をつけて、Aちゃんが入院してるであろう706号室に3人で向かった。
途中で病院の中から見える中庭でハーネスをつけたラブラドール・レトリーバーに向かって「ヨルムンガンドめ、笹山の真の力を見せてやるわ!!」って叫んでた。うん、朝の電話でいもうとちゃんが言ってた笹山っておじいちゃんだよね。・・・げ、元気そうで何よりだね!うん!(汗)
そして、僕らは706号室に到着した。
ス-・・・
一人部屋みたいで、テレビの医療ドラマでよく目にする患者用のベッドとベッドのすぐ横に点滴のパックと・・・規則的な心電図とかを表示してる機械がある。
そして、ベッドの上には痛々しい姿で酸素マスクをつけてるAちゃんの姿があった。
宮野「・・・、・・・」
いもうと「お、来たんすか?」
眞弥「・・・・・・いもうと」
いもうと「・・・ふむぅ。
まー姉にハンサム眼鏡さん、ちょいとこの顎いイケメンさん借りるねー」
眞弥「ぇ・・・」
宮野「あ、あごい・・・??」
いもうと「顎がウィークポイントっつーかチャームポイントみたいなイケメンさんの略っす」
宮野「こ、個性的なニックネームだね・・・」
いもうと「とーりーあーえーずー、レンタルー」
いきなりやって来たと思えば、いもうとちゃんは僕の腕を引っ掴んで706号室を後にした。
ヒラさんと眞弥ちゃんが気になるけど・・・僕はいもうとちゃんに連れてかれた。
そして連れて来られたのは、屋上だった。
いもうと「・・・さて、と。
単刀直入に聞きてーんですけど。ムードメーカーっぽそうな顎いイケメンさんはともかくとして、なーんで初っ端からあんな負のオーラを身に宿した2人を連れてきたんですか?」
あからさまに納得がいかない風に、いもうとちゃんが言ってきた。
その顔は不機嫌そのものだ。
宮野「い、いや・・・みんなで話し合って、一番後悔してる気持ちが強い人を先に行かせた方がいいってなって」
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るるるs - え、なるせちゃんの年齢ひっっっっく!?莉犬より低い… 莉犬出てくるなら莉犬が年下でなるせちゃん年上かと思った。 (2020年1月21日 18時) (レス) id: 237a7189ae (このIDを非表示/違反報告)
天藍(プロフ) - 暇犬さん» https://nana-music.com/sounds/0401f047/ 出来ました〜! (2018年7月27日 15時) (レス) id: 1e59b8b255 (このIDを非表示/違反報告)
天藍(プロフ) - 暇犬さん» ありがとうございます!完成したら一応報告程度にここのコメント欄にURL貼らせていただきますね…! (2018年7月26日 19時) (レス) id: 1e59b8b255 (このIDを非表示/違反報告)
暇犬(プロフ) - 天藍さん» おー、nana!使ってくださるのでしたら是非!!(´∀`) (2018年7月26日 19時) (レス) id: 1b14e57a26 (このIDを非表示/違反報告)
天藍(プロフ) - 突然失礼します!nanaというアプリで声劇やりたいので、犬派ちゃんの狂人口調お借りしてもよろしいですか? (2018年7月26日 19時) (レス) id: 1e59b8b255 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暇犬 | 作成日時:2018年5月23日 9時