都市伝説系歌い手５。【歌い手】

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眞弥「で！その時まーしぃが壇上にいたセンラさんに手を差し出したのよ！
センラさんと場所チェンジしたかったわ切実に！！」

A「でもどうせチェンジしたら奇行に走るよね」

眞弥「否定出来ない！！」

A「(こいつをまーしぃとひとつ屋根の下で住ませてもいいんだろうか･･･)」

和希「おーい、騒音妹。
そろそろ着くぞボリューム下げろ」

眞弥「うああああライブ行きてえええええ！！」

A「それじゃ行って来るねー」

眞弥「ああああ待ってぼっちにしないで･･･！！」




和希さんから送って貰って、私と眞弥は新宿駅に到着した。
車から降りれば、人やばい。

･･･うげえ、人酔いしそう。
第一村人がじいちゃんばあちゃんばっかの山形が恋しい()




眞弥「えーと、あらきさんとは何時に待ち合わせなんだっけ？」

A「んーと、１０時」

眞弥「１０時ね。
それじゃ、飲み物買う余裕はあるわね」

A「うん。
でもその前にトイレ行きたい」

眞弥「んじゃ、私はベンチに座ってるねー」




一旦眞弥と別れて、トイレに向かう。


そしてトイレを済ませて眞弥が待つベンチに向かった。
･･･ら。




A「･･･久々だなあれ」




溜息をつきたくなった。
まあ過去数回あったからそんな驚きはしないけど。




眞弥「だから、連れが居るんだってば」

「じゃあその友達も一緒でいーからさぁ、遊びいこーぜ！」

眞弥「いや、だからこれから用事あるんだってば･･･！」




ベンチの近くに居る眞弥。
その周りには３人の･･･モブ。見るからにモテなさそうな進学ミスった奴ら()

はあ･･･。

変装してるとは言えあんま目立ちたくないし、ここはあれでいくか。


私はエアリーな癖っ毛を手ぐしで整えて、眞弥に近づいた。
声は、爽やかな女の人･･･と。




A「ごめん、おまたせっ」

眞弥「！
･･･もう、遅いよー･･･」

「お、すげえ可愛い子」

「なあなあ、今からみんなで遊び行かね？
もしあれだったらホテルとか取るからよ！」

A「ホテル、ですか･･･でも私達３人ですし･･･」

「３人？
まだ友達居んの？」

A「はい。
･･･ここに」




そう言って私は自分のお腹に手を添える。




「え」

A「･･･本当は夫、居たんですけど居なくなっちゃったんです。
私達の･･････オトウサンに。･･･なる覚悟、ありますか？」




目の光を消して男３人を見据えた。
男３人は、「ひっ」と顔を引き攣らせる。

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