都市伝説系歌い手２。【歌い手】

｛９５｝side：まふまふ ページ48

頭が、痛い。

･･･あー、昨日飲んで･･･。
慣れてないアルコールとかあんまり飲むものじゃないな。て言うかうらたさんもあんまり強くないんだから飲まない方がいいと思うんだけどな。




まふ「･･･ここどこ･･･？」




どう見ても僕の部屋･･･じゃないよね。
民家っぽいし。

えーと･･･？
昨日･･･飲んでる時･･････あー、和希さんとそらるさんが意気投合して･･･。
そうだ、和希さんの家に泊まるって話に盛り上がって･･･それじゃ僕もってなったんだった。


それじゃ、ここ和希さんの･･･ネコさんの家か。
隣には僕と同じように布団でそらるさんが寝てる。




そらる「ん･･････、ぅ･･･〜っ･･･」

まふ「おはようございます、そらるさん･･･。
２人揃って二日酔いみたいですね。･･･っいたた」

そらる「まふ･･･？
･･･あー、そっか。俺･･･あのまま酔い潰れたのか。
じゃあここ･･･」


ガラッ


A「あ、起きてる。
おはよ、二人とも」

そらる「･･････え、犬派･･･さん？」

A「ご飯出来てるよ。
うちのお母さん、自慢する程じゃないけど料理上手だし」

まふ「･･･あの、確認なんですけどここって･･･」

A「え、私の実家。
って、あー･･･もしかして覚えてない？」




覚えてない･･･？

え･･･な、何をだろう。
もしかして僕とそらるさんのどっちかが酔った勢いで無意識に何かやっちゃった･･･！？




A「まあ、まだ酔いが冷めてなかったし寝ぼけてたからね･･･。それにしても･･･」

そらる「･･･？」

A「あの時のそらるさんとまふくん･･･ふふ、可愛いかったよ？」

そらる「かわ･･･！？
え･･･お、俺なにしたの･･･？」

まふ「ぼ、僕も！？」




クスクスと綺麗に笑いながら、わんこさんは部屋を出て行った。

･･･え･･･？




そらる「･･･まふ」

まふ「僕も何も覚えてません･･･。
え、うわ･･･失礼な事やっちゃってたらどうしよう･･･！」

そらる「と･･･取り敢えず、ご飯用意してくれてるみたいだし･･･行くか」

まふ「は、はい･･･」




まだ少し頭が痛いけど、僕とそらるさんは部屋を後にした。

どうやら２階で寝てたらしく、１階に降りていくと割烹着を着てるお母さんっぽい人に会った。




母「あら、おはよう。
ご飯出来ったから、じゃすぎさ入って食べてって」




ほんわかしてるお母さんだなあ。
･･･じゃすぎって何()

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