がやがや。 ページ22
『イケメンだからってなんでも許されると思ったら大間違いですよ。ダメなものはダメです』
では。
そう言い切って私はきょとんとした表情を浮かべる羽風さんから離れた。
「･･･っく、あはははっ！！」
･･･はずなんだけど、なんか知らないけどめっさ笑われた。それはもう清々しいくらいに。
さすがにびっくりして羽風さんの方を見れば、よほどおかしかったのか目に涙まで浮かべている。･･･えー。
「まさか、そんな事を言われるなんて･･･っ！
っ。あはは･･･っ、予想外だよ･･･！」
『(いや、逆にそんな事を言われただけでなんで爆笑･･･？)』
「はぁー･･････いやあ、笑った笑った。
ごめんね、思ったのと違う反応されたからさ」
『･･････』
「セツナくん、だっけ？
あー、そんな目で見ないでよ。
今のは冗談だからさ」
『冗談の顔には見えなかったんですけど』
「ま、半分本気･･･かな？
それより、気が変わったよ。俺の代わりに出てくれたんだし･･･お礼も兼ねて案内するよ」
『･･･じゃあ、よろしくです』
さっきの私の言葉が彼の気をどう変わらせたのかは解らないけど、ここは案内してもらおっかな。
で。
少しして着いた軽音部の部室。
「っ、ぅがああ･･･！
もう我慢出来ねえ･･･っ表出ろや吸血鬼ヤロ〜！！」
「ふう、ほんに血気盛んじゃのう･･･。
そんなじゃから紅郎くんには敵わんと言うのじゃよ、わんこよ」
「んだと！？」
「、二人とも落ち着いてくれ･･･。･･･ん？
･･･陽響か。それに、羽風先輩も」
「あーあ、またやってるの？あの２人」
『やほ、乙狩くん。
あの２人はなんで騒いでるの？』
「いつもの事だ･･･。
もうじき終わるだろうから、待ってくれるか？」
中に入ると、大神くんと朔間さんが何やら言い合っていた。･･･と言うか、第三者の目線から見ると明らかに大神くんが朔間さんに噛みついて(物理的じゃなく)るように見える。
でもこれはどうやら�爐い弔發劉畛�らしく、乙狩くんと羽風さんはやれやれと言った様子だ。
初見で見ると殴り愛･･･じゃないや殴り合いにでも発展するんじゃないかと思ってしまう。
「･･･む？
おお、坊やに薫くんではないか。
すまぬの。わんこに構っておった故気が付かんかった」
３分くらいして、ようやく気づいたらしい朔間さんが私達を見てにこりと微笑んだ。
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暇犬(プロフ) - 仁兎なずなさん、こちらでのストーリー上、主人公が入学するところから始まってるので、原作での二年生イコール一年生ですよー (2015年11月25日 16時) (
レス) id: f488a6118f (このIDを非表示/違反報告)
二兎なずな - 探してみました…やっぱり2年生でした。(付け足し)アドニス君は陸上部に入っています。 (2015年11月24日 22時) (レス) id: c419aa7663 (このIDを非表示/違反報告)
二兎なずな - 多分アドニス君は2年生だったきがする…探してみます。 (2015年11月24日 22時) (レス) id: c419aa7663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇犬
| 作成日時：2015年11月10日 20時
