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うらた「それじゃ・・・あんたの言葉に甘えようかな」

A「うん。どうぞ。
・・・ところで、一緒に暮らす上でお互いの名前を知っておいた方がいいよね?」

うらた「そう言えば、自己紹介してなかったよな。
俺はうらたぬき。うらたって呼んで」

志麻「俺は志麻な」

坂田「坂田でーす!」

センラ「センラ言います」

A「うらた。志麻。坂田。センラ。・・・うん、覚えた。
私の名前は、A。知っての通り、魔女だよ」




自己紹介も終わらせたところで、Aは「あ」と呟いた。




A「元人間だし・・・服とか着る?」

志麻「え。・・・あー、スルーしとったけどそうやな」

センラ「もし人間の姿やったら、全裸やから完璧アウトやねぇ」

うらた「ぜ・・・!
ちょ、言うなよ・・・!」

坂田「なーなーA!
魔法でポンって俺らの服出せるん?」

A「うん」

坂田「じゃあさ、俺パーカーがええ!
赤いやつで胸に黒い四角があるやつ!」




ぴょんとAの膝上に飛び乗った坂田。

その言葉に、3匹は「それって・・・」と反応した。




うらた「坂田、もしかして公式のパーカーの事か?」

坂田「おん!
あれ、俺結構好きなんよ〜」

志麻「あー、解る。
そんなら魔界っぽく裏地黒にせぇへん?」

センラ「お、ええですね。
Aちゃん、出来ます?」




話を振られて、Aは頷く。

膝の上に座っていた坂田を3匹が居るソファに降ろして少し考えた。




A「私がやっちゃうとみんなが思ってるデザインと違うの出来そうだし・・・みんながイメージしてくれる?
それを服にするから」

うらた「そんな事まで出来るのか・・・便利だな」

A「まあね。
じゃ、目を閉じてイメージして」




目を閉じて、パーカーをイメージする4匹。

Aはそれぞれの頭をぽんと優しく撫でた。
すると4匹の身体はそれぞれの色のパーカーが着せられていた。




センラ「おー・・・!
ほんまに裏地黒になっとる・・・」

坂田「これやこれ!
へへー、嬉しいわー」

うらた「本当に一瞬だったぞ・・・。
なんつーか、なんでもありだな・・・」

志麻「これなら衣食住は大丈夫そうやな。
ありがとうな、Aちゃん」

A「どういたしまして」




4匹がお互いのパーカー姿に感動する中、Aが「ようこそ、魔界へ」と呟く。


その表情は、やはり無表情だった。

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作者名:暇犬 | 作成日時:2018年5月29日 22時

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