【歌い手】ビギナーとマスター／センラ (ページ5)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:4,172 hit

+５歩目+ ページ5

志麻「うお、っと･･･ちょ、センラくん？」

センラ「待って･･･！
これからこれからほ･･･ほたるさんと二人きりになるとか･･･む、む･･･っ無理や･･･！」

うらた「は？
いや･･･んな事言ったって俺ら完全に部外者だろ」

坂田「そうやでセンラ。
好きな人とのせっかくの時間なんやし、頑張れや」

センラ「いやほんま無理やって･･･！
心臓バクバク言ってて･･･こんなんでほたるさんとカラオケとか･･･！酸欠んなって過呼吸起こして病院送りになる･･･！！」

志麻「どんだけやねん！wwwwwww」

僕の様子に、笑いを堪えきれない３人。

や、ほんまに無理やって･･･！！
だってこれからほたるさんとカラオケ･･･つまり、密室に入るんやろ？それって同じ空気を吸えるって事やろ？控えめに言ってﾀﾋぬやん！？？()

センラ「と、っとにかく･･･！
今日だけ･･･今日だけでええから、僕の事フォローしてくれへん？･･･お願いっ」

パンッと手を合わせて３人にお願いする。
･･･はたから見たら、いい歳した成人男性がポチ公像に向かってしゃがんで拝んでるようにしか見えへんやろな(((

けどこればっかりはほんま無理やねん。
すれ違うだけでも･･･ううん、その姿を見れるだけでも嬉しいのに･･･！

志麻「･･･どーする？」

坂田「なんか面白そうやし、ええよ！」

うらた「軽いなおい。
･･･ったく･･･しょーがねーな、今回だけだぞ？」

センラ「あ、ありがとう･･･！」

よし･･･ま、まずはほたるさんに声かけへんと。
いつまでも待たせる訳にはいかんし･･･！

平常心･･･平常心･･･。
なるべく、いつも通りに･･･っ。

自分に言い聞かせるようにして立ち上がって、灰色のブレザーを着ｔ

「あの、もしかして歌い手のセンラさん･･･ですか？」

センラ「ッ！？？？」ビクッ)

ちょ、ぅえ！？
は･･･え！？(混乱中)

いきなり自分の名前を呼ばれる。

声のした方を見れば、それは紛れもなく僕が今まさに声をかけようとした女の子で。

センラ「あ、えっと･･･はい。
センラです」

A「良かった、違う人だったらどうしようかと思ってたんです。
ＤＭでやり取りしてる、黒灰白ほたるです」

･･･こ、声･･･めっちゃかわええ。
あかん、なんかほたるさんの周りキラキラして後光が見える･･･！