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無難にラーメンにした。
ベースは・・・醤油でいいよね。
麺を茹でてる間にスープと一緒にチャーシューとほうれん草とメンマを軽く煮込んだ。ラーメン好きだから、余分にストックしてたんだけどさすがに4人分作れば無くなった。
茹で上がった麺を器に入れて、卵を落としてそこにスープを掛けた。・・・うん、半熟。
それを4つお盆に乗せて、私はリビングに戻った。
A「ま・・・じゃなかった、やまネコー開けてー」
眞弥「はいはーい」
ガチャ
坂田「!・・・めっちゃええ匂いする」
眞弥「お、ラーメン?」
A「ベースは醤油。
具材はスープと一緒に軽く煮込んだから、味はみんな同じだよ。
やまネコ、置くの手伝って」
眞弥「ういっす!」
眞弥に手伝ってもらって、テーブルにラーメンを置いた。
うん、我ながら美味しそうだ。
「「いただきまーす」」
luz「・・・わ、凄い美味しい・・・!」
坂田「うま!
え、これ店出せるレベル・・・」
眞弥「さすが私の
A「お褒めに預かり光栄です。
・・・ふふ、凄い食べっぷりだねさかたん」
坂田「!
あ、いや・・・だって、ほんま美味しいから・・・!」
A「引いたって意味じゃないからね?
・・・て言うか・・・さかたんとるすはなんで私と喋る時に微妙に緊張するの?」
luz「え・・・や、それは・・・」
A「それは?」
ギクッとした表情になる二人。
・・・え、なんか聞いちゃいけない事聞いた?
坂田「・・・・・・だって、わんこさんかっこええんやもん」
A「・・・ん?」
luz「・・・実はな、僕ら子わんこなんよ。
わんこさんの歌聞いて、心打たれたって言うか・・・なんて言うんやろ。・・・やまネコさん、ちょっと代弁して」
眞弥「ここで私っすか!?
あ、えーと・・・つまり、さかたんとluzくんは犬派のリスナーなんだってさ。ほら、私がいつも言ってるじゃん。
まーしぃの歌聞いてるとかっこいい可愛いしんどい辛い尊い・・・!って」
A「・・・なんとなく察した。
別に私はそう言うの気にしないけどな。やまネコで慣れてるし、ちょっとやそっとの発狂で引かないよ」
坂田「・・・・・・・・・」
luz「・・・・・・・・・」
眞弥「そんな同情するような目で見ないで!?」
A「あはは、取り敢えず取り繕わないで自然体で居てくれればいいよ」
「ね?」と少し微笑んで言えば、二人はやっぱり顔を赤くした。
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れい - おもしろいっ...!まだ21までしか読んでないですけどあらきさんとか期待してるっ(コソッ (2018年8月20日 11時) (レス) id: 771565bf4e (このIDを非表示/違反報告)
エノちゃん - おもしろいですね!(´∀`*)読むのがたのしいです!(*´∀`*)尸"ガンバレー (2018年2月26日 19時) (レス) id: a4c44b8e0b (このIDを非表示/違反報告)
暇犬(プロフ) - Aoさん» ありがとうございます!(*^^*) (2018年2月18日 10時) (レス) id: 1b14e57a26 (このIDを非表示/違反報告)
Ao - 面白すぎッスよ!!更新待ってますね!頑張ってください! (2018年2月18日 5時) (レス) id: c6819d9008 (このIDを非表示/違反報告)
暇犬(プロフ) - 光希さん» はい、頑張りますっ! (2018年2月16日 22時) (レス) id: 1b14e57a26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暇犬 | 作成日時:2018年2月13日 1時