. ページ33
.
「み、っちー⋯？」
うっすら目を開けると、みっちーによく似合うなって思ってた、白色のスニーカーがそこにある。
みっちーだ。みっちーがいる。
「流星くん⋯⋯ごめん。」
「っ⋯⋯なんで、謝るん。みっちーはなにも悪くない。」
ただ俺が、勝手に片想いして、勝手に失恋しただけ。
その相手が、みっちーってだけだから。
みっちーはなにも悪くない。
「違う、俺が悪い。流星くん、顔上げて、」
「⋯⋯ごめん、むり⋯おれ、今ぶさいくな顔してる…」
こんな汚い泣き顔、みっちーに見せたくない。
「お願い、」
「やだってば⋯⋯⋯⋯っん、」
真っ黒な廊下しか見えてなかった視界が一気に動いて、次に瞬きしたときに目の前にあったのは、
ずっとずっと憧れてた、みっちーの顔。
夢にまで見たみっちーとのキスなのに、はてなマークでいっぱいな俺の頭の中。
なんで。みっちーは俺のこと、好きじゃないはずなのに。
「ん⋯⋯っ、ぷはっ、」
「流星くん、聞いて、俺、」
みっちーの腕が、背中に回って、
「⋯⋯流星くんのことが好き。」
聞けないと思ってた言葉が、はてなマークを全部吹き飛ばし、空っぽの頭でこだました。
「ほんとは流星くんに言ってほしくて。流星くん、ずっと俺のこと見てるから。」
「ば、バレてたの！？」
「うん。でも、好きな人ほどいじめたいっていうか⋯⋯酷いことした。」
小学生みたいよな、って言って笑うみっちーは、無邪気で眩しくてかっこよくて。
「いっぱい泣かせたよね、ごめん⋯でも、もう泣かせないから⋯⋯俺の隣に、いてくれますか、」
そんなの、答えは決まってる。
「みっちーの隣は、俺だけやから⋯！」
やっぱり俺は、心が狭いや。
(このままずっと手繋いで、)
.
Twitterの方でお騒がせしてしまい申し訳ありません。
応援してくださる方のみに作品を届け続けようと思っているので、新しい垢を作りました。
@rr__nn1l
この作品の評価した画面をスクショしてDMに送っていただければフォロリクを通すという形をとろうと思います。
既に評価してくださっている方も既に投票済みですと出ている画面を送ってくだされば通します。お手数おかけしますし、自己満にはなってしまいますがそれでも読んでくださる方は送ってくださると嬉しいです。この作品と一緒にTwitterの方の作品も楽しんでいただけますように。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 205人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲希@skrmc(プロフ) - 50話まで書き切りありがとうございました。更新してくださっている間、とても素敵な時間を過ごせたと思います。度々気になっていた最後の｢（）｣。あれは歌詞だったのですね。また恋香さんの小説が作成され、機会があればまた読ませていただきます。 (2022年5月28日 0時) (
レス) @page49 id: ede94865a4 (このIDを非表示/違反報告)
rinu - 純愛でした♥ (2022年4月6日 0時) (レス) @page33 id: d47608d8bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：恋香 | 作成日時：2022年2月15日 16時
