12.見えない壁 ページ12
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外科病棟の個室が並ぶ廊下に、そのネームプレートはあった。
ー“二宮和也”
この中に二宮さんが…
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勢いでここまできたはいいけど
本当に勢いだけ。
いろんなことが起こりすぎて普通に話しちゃってたけど
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あの人は『嵐の二宮和也』なんだよ…？
私なんかがこれ以上関われるような人じゃない。
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伸ばしかけた手をぎゅっと握り、ドアに背を向けた。
…やっぱり帰ろう。
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その時、後ろでドアの開く音がした。
「あれ…？」
反射的に振り返ると、見覚えのある顔。
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…松潤、だ……
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心なしか向けられた視線が鋭かった。
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潤「ごめん…もしお見舞いなら、一般の人は遠慮してもらいたいんだけど。」
「あ…す、すいません！帰ります…！」
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見えない壁がそこには確かにあった。
迷惑だよね、やっぱり…
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背を向け、小走りでその場を去ろうとした。
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潤「ねえ！」
後ろから追いかけてきた声。
「……？」
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潤「君…もしかしてニノが落ちたとこにいた子？」
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ちか(プロフ) - 大宮さりぃ。さん» 大宮さりぃ。さん、初めまして！コメントすごく嬉しいです。主人公も二宮さんも不器用ですよね(笑)それゆえ、スローペースで進みますが、付き合ってあげてください。応援本当にありがとうございます！ (2014年3月11日 21時) (
レス) id: f4deae0e6b (このIDを非表示/違反報告)
大宮さりぃ。(プロフ) - ………くぅｯ!!!!初々しいなぁ！もぉ…(笑)お思いながら読ませて貰っている私ﾃﾞｽ(笑)とても引き込まれます！頑張って下さい♪ (2014年3月11日 20時) (レス) id: 35327966ca (このIDを非表示/違反報告)
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