〃 ページ19
「悪ぃ悪ぃ。いきなりキスはハードル高すぎだったよな。」
そうだよ!!
「んじゃ、次ね。今夜、俺と同じベッドで寝てよ。」
「え、ゴンもいるじゃん!見られたらどうすんの?」
「大丈夫。強化系は単純バカだから、Aが寝ぼけて俺のベッドに入ってきたとか適当なこと言っておけば、納得してくれる。」
なんかゴンが可哀想…
「ぅーん、わかった。」
「向こうの部屋行こうぜ。」
私は、キルアと一緒に、ゴンが寝ている寝室に行った。
そぉっと、ゴンを起こさないようにドアを閉めて、キルアのベッドまで行った。
「…入っていいですか?」
「?許可なんて要らないけど。」
なんか恐れ多くてね。
私は、早速キルアのベッドに入る。
布団は、キルアの匂いに包まれていた。
横には、昼よりも一層輝く、青い瞳のキルアが居る。
「キルア。」
「ん?」
「他に何かお願いはある?」
「そうだな…あ、俺と手繋いで寝ようぜ。」
「ええ!?」
キルアは、『なんだよ。』と言いたそうな顔で答えた。
「なんでも聞くんだろ。」
ああ、そうだった…
「わかった。繋ぐよ。」
私は、キルアと手を繋いで寝た。
途中で、キルアが指を絡めてきた。
起きているのか、寝ぼけているのかわからなかったけれど、私はそのまま眠りに落ちた。
翌朝
私は目覚めると、驚きの光景に目を疑った。
なんと、私がキルアに抱きついて寝ていたんだ。
昔から、私は寝相が悪かったけれど、まさかキルアに抱きついているなんて…
そして、そのすぐ後、キルアが目覚めた。
「あれ?何でAが俺に抱きついて寝てる訳?」
あー、寝たふり寝たふり。
私は寝ている。私は寝てるんだ!
「ふーん、なぁんだやっぱ寝てるのか。」
キルアのその声を聞いて安心した、その瞬間。
首筋に、なにかに舐められるような感触が走った。
「っ!!ひゃっ!」
「やっぱり寝たふりか。」
「むー! 何でわかったの!」
完璧だったはずなのに!
「さあ? なんとなく。
それより、今日1日、俺の言うことをなんでも聞くんだったよな。この後も、沢山お願いするから、覚悟しとけよ。」
あー! こんなプレゼントやらなきゃ良かったぁ!!
「はぁ〜い。」
私はやる気の無さそうな声でそう言うと、布団を捲ってベッドから出た。
デジタル時計を見ると、時刻は7時33分。
…今日も1日頑張ろう!
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冷媒 - ギタラクル試験限定じゃないです (2023年3月4日 17時) (レス) @page11 id: 998faff389 (このIDを非表示/違反報告)
光姫(プロフ) - 白器*さん» リクエストありがとうございます!!了解しました。 (2019年8月11日 23時) (レス) id: 67223175f8 (このIDを非表示/違反報告)
白器*(プロフ) - リクエストで、イルミをくすぐる、出来たらお願いします! (2019年8月11日 16時) (レス) id: 807ceadfb9 (このIDを非表示/違反報告)
光姫(プロフ) - しーPーさん» リクエストありがとうございます!了解です〜 (2019年7月21日 11時) (レス) id: 25efd66d6d (このIDを非表示/違反報告)
しーPー - リクエストです!!!「ヒソカに3分間床ドンされる」が見たいです!!!出来たらお願いします♪ (2019年7月21日 1時) (レス) id: 616c24bce5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:光姫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/momomomo091/
作成日時:2019年6月16日 23時