Story.14 ページ22
サー・ナイトアイの事務所が沢山のヒーロー達にチームアップ要請を出し、作戦会議を行うことになったのは数日後だった。
私はその日、朝から学校を公欠してサーの事務所で映像や画像、人物や個性の情報、そして話すべき内容をバブルガールと共に準備をした。
そしてやってきた夕方。地方からのマイナーなヒーローから有名ヒーロー、相澤先生にステインの時にお世話になったご老人ヒーロー、そしてミリオ先輩たちビッグスリーと、うちのクラスから緑谷、切島、お茶子ちゃん、梅雨ちゃんがナイトアイ事務所2Fの大会議室へと集まったのである。
「あれ！治崎もいんじゃん！！緑谷、お前と治崎インターン先一緒なのか！」
「うん、僕もびっくりしたんだよ。」
そんな切島達の会話がちらっと聞こえたが話題には入らなかった。
これから少し頑張りどころだからである。
腹は括った。自分のやるべきことをやるだけだ。
四角く向かい合わせに並べられた長机にはサー、呼ばれたヒーロー、学生が座り、サイドキックの2人と私はサーの後ろに立って控えた。
サイドアップ要請の説明に私も加わるからだ。
初めに、死穢八斎會に目をつけるようになった原因など基本情報をバブルガールがみんなに話していった。
その後、私たちには先に知らされていた情報……大阪のファットガムの事務所でのインターン中に環先輩が個性を“壊された“話と、その銃弾から出てきた血や細胞の話をファットが行う。
私自身がこの話を聞いたのはほんの三日前だったのだが、壊理の包帯だらけの身体を思い出し、なにかがストンと私の中で落ちたのだ。
“オーバーホール”
私や兄の個性を使えば可能なことがある。
“壊理の身体を銃弾にして個性を壊す薬をつくり捌いていた。”
これが、兄の行っていた全てだったのだ。
「ていうか、なんでガキが席にもつかずサイドキックの隣に並んでんだ、テメェのお気に入りか？ナイトアイ」
一連の話の後そう言いながら私の方を指さしたのはヒーロー“ロックロック”
そうするとその場にいたヒーロー達が私の方を見る。
「彼女が今回の死穢八斎會の案件の、計画の核だからです。A。」
「はい。私は雄英高校ヒーロー科1年……“治崎”Aと申します。
……苗字を聞いてお気づきのことと思いますが、死穢八斎會若頭、治崎廻は私の兄です。」
そう言い終わるや否や、会議室が静まり返った。
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ニナ(プロフ) - サーが死ぬところガチ泣きしました。ありがとうございます (2021年3月15日 20時) (
レス) id: fec159ffdc (このIDを非表示/違反報告)
Ama(プロフ) - ほんとに泣きました、アニメ見て泣いたのですが、本当に良かったです、！！小説？書くのとてもお上手ですね！！ほんとにここまで泣いたの初めてです、 (2021年1月8日 3時) (レス) id: 06070d74b0 (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - ぴのさん» いえいえ！！細かいところまで読んでくれてるんだなーって嬉しかったです！！これからもよろしくおねがいしますね！！ (2019年1月28日 1時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 近藤。さん» ごめんなさい！原作しっかり読んでませんでした……完全に早とちりです……本当にすみません!! (2019年1月28日 1時) (レス) id: 3707f5c19b (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - ぴのさん» すみません、バブルガールやサーの事務所のメンバーがミリオンと呼んでいるのはわざとです。15巻辺りを読み返していただければ原作でもそう呼んでいる描写がありますので見てみてください！ご指摘ありがとうございました！ (2019年1月28日 0時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：近藤。
| 作成日時：2018年11月30日 12時
