Story.2 ページ3
「まあとりあえず、索敵は私がやる。
始まってすぐ相手の動きを把握出来た方がいいでしょ。」
「索敵ってどれぐらいの精度？」
「位置把握、人物特定まで済ませられる。
集音の個性で音を聴きながらオーバーホールを使って物質の解析をするの。
地面に接している限り解析はできるから、相手の重さと足音とで人物特定を済ませて、そのまま足音を追い続ければ個人的に人物マーカーが付けれる。」
「凄いや治崎さん、ちょっと前まではそこまで高い精度はなかったよね。」
「……エンデヴァー事務所で索敵係としてめちゃめちゃ働かされてたら慣れた。15人ぐらいまでなら同時に追える。
自陣のメンバーも追っとくから、私に伝えたいことあればボソッと呟いてくれたらどこにいても声拾う。
……それから、ここ工業地帯になってるから素材が色々揃ってる。インカム作って私から皆へ意思伝達すれば心操くんの個性は怖くないでしょう。」
「なんか治崎……お前またチート度が増してね？オイラの……オイラの立場が…………。」
「まあ、そうね。」
「ちったぁ謙遜しろ！！」
「私は遠距離で場の状況見ながら敵の連携妨害に徹しようと思ってる。」
「無視かよ！」
戦闘前の作戦会議、峰田が五月蝿い以外は順調だ。
「Aちゃん近接戦闘せんの？」
「様子みてからかな。」
「えー、意外！！我先に前線！みたいな感じだったのに！！」
「……確かに私近接の方が好きだけど、緑谷がいるから機動力ある緑谷に行ってもらう方がいい。
それに向こうのチームが結構トリッキーな個性ぞろいだから私達も小細工で色々トラップ仕掛けた方がいいかなって。」
「ああそれなら……」
結局、作戦は緑谷と私の混合案が採用された。
まず、私の個性で敵全員の位置を補足。緑谷が囮になり敵の意識を逸らした上でトラップを中心に奇襲をかける。
会敵するとどうしてもコミュニケーションが取りにくくなる。だから不安要素……心操くんと寧人を真っ先に潰す。
程なくしてプレゼントマイクのスタートの合図が聴こえてきた。
私は地面に片手を着きながら消音ヘッドホンを耳にあてて、聴く。
「距離……175、223、224、227、182……、寧人と心操くんが接近中、他3人は束になってまだ様子を見てる。
緑谷、障害物の上通って西に150mぐらい行けばすぐ敵と遭遇するはず。……頼んだよ。」
「任せて！」
ワンフォーオールを使って走っていった緑谷を見送ると、私達も戦闘態勢を取った。
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近藤。(プロフ) - 額紫陽花さん» お待たせしてますコメントありがとうございます！続編は更新のペースを少しあげていく予定ですので最後までお付き合いいただければ嬉しいです！！ (2020年1月5日 22時) (
レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - ぴーなっつさん» ありがとうございます！！この小説、オバホ布教のために作ったのでそう言っていただけるのが1番嬉しい！！小説の書き方上げてましたが消しました。もしかしてお読みでしたか？もし必要であればもう1回作って上げ直しますので言ってください！！ (2020年1月5日 22時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
額紫陽花(プロフ) - オバホ大好きなのでとても楽しく読ませて頂いています！続きお待ちしています!! (2019年12月26日 22時) (レス) id: 948989c80e (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなっつ - いつも楽しく読ませてもらってます！大好きです！治崎がめちゃんこかっこいいです。この小説から、オバホが好きになりました。 あと、質問なのですが……以前、小説の書き方みたいなのあげてませんでしたか？あれは、消されてしまいましたか？ (2019年12月20日 17時) (レス) id: a216a3693b (このIDを非表示/違反報告)
近藤。(プロフ) - 銀獅子�擦気�» 返信遅くなってすみません、ありがとうございます！！最終章書いてたんですけど新刊でテンション上がったので全部初めから書き直してます(苦笑) 一気に載せれるかは分かりませんが面白いものが出来そうなので気長に待って頂けたら嬉しいです！！ (2019年12月7日 12時) (レス) id: f8f1e234ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：近藤。
| 作成日時：2019年5月6日 12時
