【鬼滅の刃】あの子の攻略法求む！！【番外編】

新しい隊服。 ページ41

鬼殺隊に入って暫く経った頃。


なんだか隊服がきつくなって動きにくくなってきた、ということで新しい隊服を頼んだのだが。









｢みっっっっじか｣







思わず出た言葉。

私の手にはあたらしく支給された隊服。思わず突っ込んでしまうほどの隊服を見て私の目は死んでいることだろう。








｢な、なんだそれは…！？｣


｢新しい隊服だって｣


｢ええええ何それ何それ短すぎない！！？ありがとうございます眼福です！！！｣


｢君は何を言ってるのかな善｣









顔を真っ赤にして歓喜の声をあげる善を横目で見ながらも、私は大きなため息をつく。





採寸して分かったのだけれど、入隊して間もない間に私の体はだいぶ変化を遂げているらしかった。






身長は伸びたし、体つきが女性のそれにかなり近づいている。なんか最近胸元きついなって思ってたんだよな。



眼鏡をかけた男の人がハァハァ言いながら採寸していたことを思い出して、嫌な気分を追いやるように私は天を仰ぐ。






いや、元から私の隊服は少し変わっていたのだけれど。





上は炭治郎や善と同じだったが、下はスキニータイプのズボン。くるぶしが見えて、全体的にスラリとして見えるような仕上がりのものだった。









私に新たに支給された隊服は全体的に短かった。




まず上の隊服がめっちゃ短い。それに伴って中のシャツまで短い。なにこれ着たら絶対お腹見えるって、見せられるようなお腹してないよ私。





そして一番の問題は下の隊服。





ズボンなことに変わりはないが死ぬほど短くなっている。キュロット、とか言うやつだろうか。

裾がふんわりと広がったそれを試しに当ててみたが頭痛がするくらいには短かった。なにこれ股下何センチ…？(困惑)

少なくとも太ももの半分より上にあるそれを一瞥して私は投げた。








｢なにこれ短いの極みじゃんなに？？絶対怪我するじゃんこれ｣


｢気にするところはそこじゃないと思うぞ｣


｢あああ幸せ！こんなかっっわいい格好したAちゃんと一緒にいられるってことでしょ！？やだすんごい嬉しい！！！｣









ねえお願い早速着てみてよ！！とせがまれ、私が返答する時間も与えずに新しい隊服と一緒に別室に投げ込まれる。




あっ、こら善逸！と叱る炭治郎の声を後ろに、私も何度目か分からないため息をついた。

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