▼ にじゅうに ページ23
＿＿＿ある日の昼下がり。
この時間帯はさまざまな劇団が路上でストリートACTを行う最も賑やかな時間である。
演者が演じる周りにはさまざまな人がおり、彼らの演技を見ていた。
＿＿＿のだが。
それはある男の登場によって一気に崩されることになる。
さらりと風に舞う黒髪、青く海のように綺麗な瞳、スラリと伸びた手足に、白い肌＿＿
おまけに顔まで整っているという、俗に言うイケメンの中でもさらに女性が理想とするイケメンが現れたのである。
彼はただ歩いているだけだというのに、近くの女性は目を奪われ、呆然と彼を見つめる。
ぱち、と視線が合えば彼はにこりと優しく微笑み、あるひとりの女性の元へと歩いていった。
｢こんにちは、お嬢さん。ね、お嬢さんは演劇はお好き？｣
｢へっ、わ、私…？｣
｢うん、君だよ。…君面白いね、今俺の前にいるのはお嬢さんしかいないのに｣
くすくす、と手を口元に添えて笑う彼の笑顔と言ったらとんでもないもので、目の前の女性に限らず、周囲の女性は一気に顔を赤く染めあげた。
｢俺ね、ここの劇団のスタッフとして働いてるの。
次のお芝居はね＿＿＿＿＿｣
そう言って集まってきた女性達に嫌な顔ひとつせず、彼は自分の務める劇団が行う次の公演の話を紡ぐ。
優しげな声で語られるそれは客にとって実に興味深いものであり、思わず足を運びたい、と思うような宣伝だったのである。
｢＿＿ね、良かったら見に来てくれない？
せっかくこんなにいいお芝居を大勢の人に見て貰えないなんて悲しくて…
俺、この公演を見たお嬢さんたちといろいろ語りたいなぁ…なんて｣
だめ？と言って小首を傾げる彼に女性は思わず息を飲む。
目をうるませて不安げにこちらを見る瞳を向けられて断れるはずがない。
二つ返事で女性らが返事をすれば、彼はぱあっと顔をほころばせ、笑顔で喜んだ。
｢本当？嬉しいな
ねぇ、早速買いに行かない？俺劇団まで案内するよ｣
その道中は、お嬢さんたちの話を聞かせて。
人懐っこい笑みにつられ、その場にいたほとんどの女性は彼の後に続いてMANKAIカンパニーへと足を運んでいった。
｢………何、あの男
あいつらまた新しい劇団員入れた訳？しかも厄介そうなやつ｣
影で厄介者に目をつけられた何て知る由もなく、彼は女性に笑顔を振りまいた。
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める(プロフ) - ま、ます、真澄くんのとこで昇天しました…最高…（ (2020年9月26日 2時) (
レス) id: 0fd2e5e0a5 (このIDを非表示/違反報告)
千里(プロフ) - えええ久しぶりの更新めちゃくちゃ嬉しいです待ってました、、、これからもずっと待ってるので、更新楽しみにしています(;_;) (2020年6月21日 15時) (レス) id: 290ff80d8c (このIDを非表示/違反報告)
犬田(プロフ) - 幸くんが最高に可愛いです…夢主くんもめちゃめちゃかっこよくて好きです！！更新応援してますね！ (2019年12月31日 2時) (レス) id: 4889f7f66e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪(プロフ) - 続きすごく気になります！更新無理しない程度にガンバってください！！！！！！応援してます (2019年12月14日 19時) (レス) id: e54dafa9c8 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - すごくいい！すごく面白いです！！BLはちょっと無理なんですが、そういう感じじゃなくて、なんか、、こう見ていて普通に逆ハー！って感じで好きです！！これからも頑張ってください！応援してますー！ (2019年10月30日 21時) (レス) id: 0a78293a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2019年10月10日 15時
