△いつもと違うのも、胸がなるのもきっと気のせい ページ17
you side.
「ごめん、遅なった！」
11月の初め。
梅田の駅裏。
走ってこちらに向かってきたのは、
約束をしていたどぅーさん。
『今きたとこじゃけ、大丈夫よ〜』
ごめんごめん、と言う彼の首に汗が光る。
走ってきたのかな、なんて考えていると
彼は笑って聞いてきた。
「今日、俺の好きにしてええって言ったん、覚えてる？」
『…もちろん』
「あ、忘れとったやろ」
そう笑う彼に昨日、思っても見ない誘い文句を言われたのを思い出す。
“ 明日、Aに付き合ってもらいたいねんけど、
明日暇やったりする？ ”
普段は誘ったりしないどぅーさんが
そんなことを言うと、首を横には振れなくて。
『どこ行くん？今日は』
「ん〜、どうしよう、どこ行きたい？」
『え、私が決めるん？！』
驚いた私に、笑うどぅーさん。
「うそうそ！ちゃんと決めとるよ(笑)」
子供のようにわらう彼はいつもと
どこか違って
大人っぽい彼
ではなくて
ひとりの男の人
って感じ
『ねぇ、どぅーさん』
前を歩くどぅーさんは
こっちを振り向いてん？と眉を下げて言う
その姿が、何故か子犬のように見えた
『なんで今日、私を誘ってくれたの？
流星とか、大吾くんとかも空いてたんじゃ』
私の質問が嫌だったのか
どぅーさんは悲しそうに
「俺だってずっと同じ人としか遊ばんってわけじゃ
ないねんで？」
と笑った
「それに、
Aと一緒に出掛けたかったんやけど、
それだけの理由じゃあかん？」
『あかんくない！』
「…Aの関西弁はなんか痒いな」
目尻を下げて笑う彼に少しきゅんとしたのは言わないでおこう
今日が始まる音がした
△まだ慣れないけど、今日はこのまま→←例のグループについて。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2509人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あや(プロフ) - ひとつだけ。センター試験には合否はありません。点数が出て、それによって2次試験を受けるかどうか決めるってやつです。 (2020年5月24日 0時) (
レス) id: fdf9960b48 (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - 更新首を長くして待ってます！のんびりでいいので更新楽しみにしてます！ (2020年3月31日 22時) (レス) id: b8c160a182 (このIDを非表示/違反報告)
ひとで(プロフ) - 作者様の事情やリクエストなどお話の更新に関わることは作品ページで、作者様の感情やほかの読者様との交流はツイッターでやった方がいいと思いました。長々と失礼しました。次の更新楽しみにしています。 (2019年8月31日 15時) (レス) id: 5cdc89dbcc (このIDを非表示/違反報告)
ひとで(プロフ) - 続きです。お話はとても面白いしもっと読みたいのにページを進めたらお話じゃなかった、とガッカリしてしまいます。お話を進めるにあたって裏設定などを書いてくださるのは嬉しいのですが、ツイッターアカウントがあるならそっちで話してほしいなあと思う話題もあります (2019年8月31日 15時) (レス) id: 5cdc89dbcc (このIDを非表示/違反報告)
ひとで(プロフ) - はじめまして、通りすがりの者です。この作品を読んでちょっと気になったことを言うので、気に障ったらごめんなさい。最近のJr.は本当にたくさんの事があります。感情を揺さぶられることも私もたくさんあります。でもちょっと、作者さんの話が多いかなって思いました (2019年8月31日 15時) (レス) id: 5cdc89dbcc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MaKoto | 作成日時：2018年4月23日 6時
