光 ページ50
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そっと口付けで答える。
「めちゃくちゃにして…」
まだキスだけなのに、
快楽に昇天したような蕩けた目で訴える。
「何言ってんのひかる」
ドキリと波打つ鼓動を感じながら、驚きでつい聞き返す。
「えへ、だめ…？」
なんでかもう身体の力が抜けていて、
堂々と甘えた声で聞いてくる姿は破壊力抜群で。
「ダメなわけ…」
大好きな大きい唇に齧り付き、中の蜜をいただく。
赤い果実を味わうほどにひかるの奥からソプラノの音色が響いて頭を揺さぶる。
「はぁ…ん、ゆーと…すき」
キスの合間に絞り出す言葉。
「俺の方が好きだよ」
一切の抵抗を許さないひかるの身体を押し倒す。
高まる体温で湿った肌を強く吸うとじんわりと汗をはき出し赤く灯る。
「あぁん…ゆぅとぉ」
「もうそんな声出して…この先どうすんの？」
胸に咲く華を口で摘み取る。
「やぁっ…はやく、してっ」
「だめ…ゆっくり愛してあげる」
ふにゅふにゅの真っ赤な唇に人差し指を押し付ける。
触れる度に溢れる甘い声は溶けたキャラメルのように耳に張り付いて、俺の思考ごとどろどろに溶かしていく。
もう動けないはずのひかるが俺の腰をぎゅっと強く掴むと
「はやく…ちょーらい…」
口を半分開けたまま目をちかちかさせて懇願する様は妖艶そのもので、早く彼の中に入りたいと俺を急き立てる。
「えろ…」
「へ…はやく…」
求める身体に愛を突き挿すと、全てから解放されたように歓喜の涙を流す。
「ゆ…とっ」
「ひかる」
片手で頬を包み込む。
「だいすきっ」
まるで
雨上がりのような透き通った笑顔で、泣き声で。
「可愛すぎ。大好きだよ」
好き、好き、と言葉を交わし合いながらお互いの愛をそそぎ合った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
光といれば何だって幸せに変えられる。
今の俺は光の為に何ができるだろうか。
もう、雨を待つことはない。
waiting for the sun, waiting for my Light
俺が待つのは光だけ。
太陽の様な美しい笑顔を咲かせる光。
愛してる。
二人で綺麗な虹を見よう。
fin…
最後までお読みいただきありがとうございます！
雨の日にふと思いついて作り始めました。
初めての作品なので、おかしな所があったかと思いますが、ついて来てくれた皆さん本当にありがとうございます(*ˊᵕˋ*)
これから短編にスピンオフを載せるかもしれないので、その時はまたよろしくお願いします*_ _)
.
終わり
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ゆんぴょ(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます！早めにスピンオフupしますね♪ (2019年8月17日 22時) (
レス) id: 5a6b953178 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - とってもおもしろかったです！スピンオフ待ってます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 8d82e99298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんぴょ | 作成日時：2019年6月7日 11時
