わすれない ページ34
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寝かせると、両腕で顔を隠す先輩。
先輩の上に膝立ちで跨り、両手を取る。
「ね、顔見せて」
隠していたものを晒されて、すごく恥ずかしそう顔を横に逸らし輪郭の外側を赤らめる。
両手で頬をすくって正面に戻す。
目から涙を溢す先輩。
「やっぱりいや…？」
「ううん、恥ずかし…の」
「綺麗ですよ、恥ずかしがってる先輩も」
「ばか…」
力の抜けた声。
先輩の上に乗り
上からボタンを開けていく。
露になった体は程よく鍛えられていて、隙間に汗を浮かべていた。
「あついの？」
「うん…」
「もっと熱くなりますよ」
耳元で囁く。
それにビクッとする先輩。
なだめるように耳の下からキスを這わせていく。
「ぁん…」
胸のあたりの肌を舐めると体を反らせた。
「感じちゃった？」
「んん…」
首をだるそうに振る。
「我慢は体に良くないですよ」
「うるせ…」
構わず続けると、左側の服の袖を引っ張られた。
「これ、脱いで…」
「え…？」
「俺だけ脱がされてる…」
「ふふ…分かりました。どうぞ脱がしてください」
困った顔をしてから、一息ついて、覚束ない手つきでボタンを外していく。
「よくできました」
頭を包みこんで、先輩の唇を頬張るように口づけをする。
意外にも横幅のある唇を開いて抵抗したかと思えば、口の中に舌を巡らせてきた。
短く漏れる熱い息。
お互いの肌がすり合わさって高熱を帯びる。
思考が薄れていく。
息切れがして、身体の熱の逃げ場がなくなってきたころ、先輩が口を離す。
「ねぇ…あついの…」
俺の肩を掴み恍惚とした表情で見つめる。
「これおろして」
自分の腰に手をやり、下の寝巻を引っ張る。
「…はい」
急な積極的な態度に鼓動は即座に早まる。
もう身に纏うものがすべて剥がれた先輩。
「ゆうとは？あつくないの…？」
「熱いですよ、すごく」
無言で俺の腰に手をかけ、それを下げようとする。
「好きにしてください」
俺はどうするでもいい。
ここで止めろって言われればそうする覚悟はできている。
先輩は、瞼を下げながらズボンを下ろしていく。
下ろしきって、ぎゅっと目を瞑ったあと、
恥じらいを帯びた目で俺を見つめる。
「ゆうとの…すきに、して…」
その言葉に、一瞬で先輩の中に飲み込まれるように心臓を鷲掴みにされる。
この声を、瞳を、体温を忘れないようにゆっくり体を絡ませていった。
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ゆんぴょ(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます！早めにスピンオフupしますね♪ (2019年8月17日 22時) (
レス) id: 5a6b953178 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - とってもおもしろかったです！スピンオフ待ってます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 8d82e99298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆんぴょ | 作成日時：2019年6月7日 11時
