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魔都ヨコハマ———。
それは様々な異能を持つ者たちが暮らしている都市。
その中でも特に異能力者が多くいる2つの組織がある。
1つは「昼の世界と夜の世界、その間を取り仕切る薄暮の武装集団」である武装探偵社。
もう1つは港湾都市であるヨコハマを縄張りにする凶悪組織であるポートマフィア。
そんなヨコハマで、2人の男性がヨコハマ市内にあるショッピングモールを歩いていた。
「はぁ、何処かに良い河原はないかなぁ……ところで敦君、その縫いぐるみはなんだい?」
「またですか、太宰さん……あぁこの兎の縫いぐるみは鏡花ちゃんに渡そうと思って」
そんな2人が歩いている時、前から見慣れた姿が見えてきた。
1人は黒い外套に黒い帽子を被ったオレンジの髪色をした男で、もう1人は黒髪で毛先にかけて白くなり黒外套を身にまとった青年だった。
「任務の無い日にヨコハマを歩くのは気分がいいなァ、そう思うだろ芥川?」
「僕は別に来たかった訳ではありませぬ……」
お互いが話しながら歩いていると、両者ともお互いの存在に気付いたのか声を揃えて言った。
「何で手前らが此処に居やがる!?特に糞太宰!!」
「こっちだってこんな明るい内に蛞蝓に会うなんて……私ってば本当に運が悪い」
「人虎……!」
「芥川……!」
そう言い合いや睨みながらお互いの顔を見合わせていると、紺色っぽい髪色にセーラー服を身にまとった少女———Aが4人に声を掛けた。
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虚無虚無ぷりん - すずめの戸締りも文ストも好きなので嬉しいです!応援してます! (2023年2月2日 11時) (レス) @page6 id: d13357cef5 (このIDを非表示/違反報告)
7 - うわぁ、待ってください。好きです((応援してます! (2023年1月31日 17時) (レス) id: 9d95f1ffe8 (このIDを非表示/違反報告)
nemuruneko0315(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2023年1月30日 15時) (レス) @page2 id: bad30b3ef3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シフォンヌ | 作成日時:2023年1月30日 0時