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7月末日のこと。
僕は久々に父の側近に探し回されていないためか、公園に立ち寄った。
そこには、マイキーや花垣くんと彼の友人に僕の親友のヒナと金髪の女の子達がいた。
｢あ、Aさーん！｣
『ヒナやっほー！……隣の子はヒナの友達？』
｢こんにちは！ウチ、エマって言うんだ！｣
『初めましてエマ。僕は百獣A』
僕の姿に気が付いたのか、千堂くん達はサッカーをやめて僕の所にやって来た。
｢百獣さん、どうしてここに？｣
『千堂くん、いつも僕を探し回っている父の側近に会わなくてね。僕も久々に歩こうと思って』
｢凄いッスね｣
花垣くんがそう言うから、僕は般若の面の下でクスリと笑った。
エマは僕を見つめてから、隣にいるマイキーに耳打ちをして離れた。
｢なぁ、A｣
『どうしたんだい？』
｢お前、8月3日暇？｣
『何も予定はないよ？』
｢エマとヒナちゃんのダブルデートに俺とお前もどうかって誘われてさ……｣
『〜〜っ！いいのかい！？』
僕は、祭りという行事が生まれて初めてだから興奮気味にマイキーへと顔を近づけた。
『そういえばなんだけど……』
｢どうしたの？｣
｢ん？｣
皆と別れてから、マイキーとエマと3人で帰り道を歩いていた時僕はモジモジしながらも2人に聞いた。
『僕は前、マイキーに真一郎さんに憧れていると言っただろう？』
｢言ってたな｣
『あの後、僕は決めたんだ！』
｢｢え？｣｣
『真一郎さんに憧れて、僕は男になった……なら、僕は真一郎さんになるって！』
｢は？｣
｢どういう事？｣
2人は首を傾げていたから、僕は分かりやすいように説明した。
『だから、僕が真一郎さんになれば君達を守ることが出来るだろ！』
2人は、｢変な事言うな｣と笑いながら帰路を歩き出した。
『嫌、僕は本気なんだからなー！』
僕はそんな2人の後を追うように走った。
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まろん - 素晴らしいです！ものすごく面白いです！！ヤマトが好きなのでもう好きです！！更新楽しみにしてます (2023年3月4日 21時) (
レス) id: 8c92803490 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます！応援してます╰(*´︶`*)╯♡ (2022年12月11日 13時) (レス) @page16 id: eb4de4b192 (このIDを非表示/違反報告)
りあぺん(プロフ) - ヤマトの成り代わりの小説初めて見ました！凄く面白く最高の小説ですね！続き楽しみにしています！✨ (2022年8月23日 3時) (レス) @page11 id: 0d77fdb877 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シフォンヌ | 作成日時：2022年6月15日 12時
