一話 ページ3
朝起きると目の前に広がるのは鍛えられた上半身
少しタバコの匂いが広がるこの部屋で目を覚ますのにも慣れてきた
同じ布団に裸で寝転がる男女
私は日々の鍛錬で鍛えられたがっしりとした腕に抱き締められていた
いつからかな、人の体温が必要になったのは…
いつから私は人の温もりを追いかけるようになったんだろう
まあそんなの聞くまでもない事だけど
改めて考えると哀れなもんだ
そう思いながら、私は寝ている時もシワのよった、だけど整った顔を見つめる
伸びないものかとシワをチョンチョンと押す
なんか面白いな、私は思わずふふっと笑ってしまった
すると
｢何してんだ｣
少し不機嫌そうな顔でそう聞くトシ
あ｢シワ伸びないかなぁって思って｣
そう言うと、余計なお世話だ、とでも言うようにため息とともに私の手を退けて、私を抱き締める力を強めた
私はそれにもうひと笑いしてから、トシの胸板にグリグリと頭を擦り付けて、瞼を閉じた
今日もまた心が黒く染まってく
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 159人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空音(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます！オチはもう土方さんで決まってますよ！ (2019年3月10日 6時) (
レス) id: a9fe660f83 (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 更新乙です！どこかで言ってたらすいません、オチとかは決まってますか？ (2019年3月10日 0時) (レス) id: 3ea891ac7c (このIDを非表示/違反報告)
空音(プロフ) - Leafさん» 良かった〜……勘違いだったらどうしようって思ってましたwありがとうございます！ (2019年3月9日 14時) (レス) id: a9fe660f83 (このIDを非表示/違反報告)
Leaf(プロフ) - 空音さん» そうですそうです！！何か、じわぁって！←語彙力 (2019年3月9日 14時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
空音(プロフ) - Leafさん» ありがとうございます？な、涙が出そうになったみたいなポジティブ思考でいいですかね？w (2019年3月9日 13時) (レス) id: a9fe660f83 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：空音 | 作成日時：2019年2月21日 1時
