狂わせたのはアナタ【沖田･土方】

十五話 沖田 総悟 side ページ17

俺はクソ最低な野郎だ


そんなことは昔から分かっていたつもりだ


けど、最近はそれに磨きがかかっているのを自嘲出来る程には理解していた


…………


万事屋の3人と俺は土方に言われた通り病室を出た


すると、目の前でチャイナ娘が言う


神｢私今日友達と会う約束してたアル！だから先に帰っていいアル｣


その言葉に旦那は軽くへいへいと返し、メガネは気をつけてねと言った


そして俺とチャイナ娘は人通りの少ない薄暗い廊下に行った


沖｢で、なんの用でぃ？｣


病室を出る時に目配せをしてきたコイツ


すると、チャイナ娘は俺に抱きついた


神｢……キスしろヨ｣


下を向いていて顔は見えないが不機嫌なのは確かだろう


はァ…めんどくせぇ


まぁご機嫌とりはしとかないとねぃ


俺は下を向くコイツの顔を上に向け、キスをした


深い方のキスを……


こいつは妬いているんだ


さっきのAと俺のやり取りに


キスをしている間、ふと何かの影が見えた気がした


なんだと思い、キスをやめ廊下を見るともうそこには何も無かった

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