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side fukura
「Aちゃんこれ食べる？」
『えー！これ最近話題のお菓子じゃないですか！いいんですか？！』
みんながコンビニに行ってしまって二人きりになったオフィス。
Aちゃんが好きそうだなと思ってちょっと奮発して買ってきたお菓子をチラつかせると、
こうちゃんみたいに目を見開いてこっちに寄ってきた。
うん、可愛い。
『え、私もしかして買収されてます？後から働いて返せとか言われるパターンですか？』
「まさか！頑張ってるからご褒美だよ」
けらけらと笑いながら答えると、
やったー！ありがとうございます！と無邪気に微笑んで早速包みを開けるAちゃんに、思わず口角が上がってしまう。
少し歳が離れてるからか、新しく妹が出来たみたいな感じ。
こうちゃんが居たらしっかりしたお姉さんなのに、Aちゃん単体だとどうしても妹っぽく見える。
「美味しい？」
幸せそうに顔を蕩けさせながらこくこくと頷く。
思わず頭を撫でてしまうのは許して欲しい。
『ふくらさんは私を肥えさせる気ですね…？』
「え？！」
ぺろりと1つ食べてしまった後に、Aちゃんがぼそりと呟いた。
まあ、ちょっと細すぎて心配になる時はあるけど(特に最近の暑さだと…)、太らせる気は全くない。
誤解だよ、と手を振るとじとりとした目を向けられてしまった。
しかしAちゃんの手は2個目のお菓子に伸びている。
「ただ単に何か食べてるAちゃんが好きなだけだよ」
『えっ』
「だって、なんでも美味しそうに…すっごく幸せそうに食べるんだもん。見ててこっちまで嬉しくなるぐらい。」
素直に伝えると、Aちゃんは「えぇ…ありがとうございます」と恥ずかしそうに笑った。
うん、可愛い。
また頭を撫でそうになった時、玄関が騒がしくなってきたのが聞こえて手を引っ込めた。
皆にはお菓子のこと秘密ね、と人差し指を口に当ててこっそり言えば、
Aちゃんはいたずらっぽい笑みを浮かべてこそこそとお菓子を隠しに行った。
「ふくらさんただいま〜！」
「おかえり〜」
『おかえり航平』
「え、なんで2人してにやにやしてるの？」
『なんでもないよ』
ねー、ふくらさん！なんて言われて、同じように「ねー」と笑う。
次は何を買ってきてあげようかなぁ。
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しぃ(プロフ) - ヒイラギさん» 全然です！すてきでした！もうすっごい後になってもいいんで、他の東大王メンバーも出していただけると… (2019年11月13日 14時) (
レス) id: 1457e73937 (このIDを非表示/違反報告)
ヒイラギ(プロフ) - しぃさん» こちらこそリクエストありがとうございました！全然砂川さん感(？)を出せなくて申し訳ないです…；▽； (2019年11月12日 23時) (レス) id: 4b5b27727e (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - ヒイラギさん» もう最高でした！ありがとうございます！ (2019年11月12日 20時) (レス) id: 1457e73937 (このIDを非表示/違反報告)
ヒイラギ(プロフ) - おみそさん» お褒めの言葉ありがとうございます！嬉しいです！ぼちぼちの更新ですが今後もよろしくお願いします^^* (2019年11月4日 18時) (レス) id: 4b5b27727e (このIDを非表示/違反報告)
おみそ - 突然すみません！いつも楽しく読ませてもらってます。とっても面白くて、ほっこりして、いいお話しだなぁという気持ちが抑えられずコメントさせてもらいました！更新頑張ってください！！楽しみに待っています！ (2019年11月4日 7時) (レス) id: 6ee4e40fac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒイラギ x他1人 | 作成日時：2019年9月7日 17時
