29 ページ30
俺らがお館様へとその事を伝えると、隣で聞いていたあまね様は泣いてらっしゃった。
「どうしようか、とりあえず、柱全員を集めるね。」
そう言い、お館様が鴉を飛ばすとすぐに全員が集まった。
「こんな夜中にすまないね。実はAが鬼に攫われたみたいなんだ。花を摘みに行ったままいなくなってしまってね、、、。私たちにはどうしようもなくてね、私の子どもたちに頼みたいんだけどいいかな?」
みんな、A様のことを聞いて驚いていた。そりゃそうだ、鬼に攫われるとなると生存確率は低い。
「「「「「「「「「御意。」」」」」」」」」
そう言って俺たちはA様を探しに出た。
_________
『うっ、』
目が覚めたら布団の上に寝かせられていた。
『(誰が寝かせてくれたんだろう。)』
そう思ってキョロキョロしていると
「起きたんだね!急に気を失うからびっくりしたよ〜よかった!」
って上弦の弐が言ってきたから、
『寝かせてくれたの、あなた?』
と聞くと
「そうだよ〜」
と確認できたので、一応ありがとうとは言っといた。喜んでたけどそこは無視。
さて、どうやって帰ろう、そんなことを考えていると、無惨が現れた。
「名はなんという。」
『Aです。』
名前を聞かれたので答えるとそうか。と一言言われた。その後なにか考える素振りをしてるなと思ったら
「お前をただ逃がすのは惜しいな。童磨、あの新人の鬼を連れてこい。」
普通に逃がしてもらったが助かるのに、そう思っていたけれど、言いはしなかった。殺されそうだったから。上弦の弐は御意〜といいながら一瞬でいなくなって一瞬で1人の鬼を連れて戻ってきた。
「連れてきました〜」
「無惨様、お呼びでしょうか。」
連れてきた鬼はそんなことを言っていた。怖くてあまり頭に話が入らなかった。
「失辛、お前の血気術をこの女にかけろ。」
そんな言葉が聞こえたので慌てて逃げようとすると
「逃がさないよ〜?Aちゃんっ」
と言われあっという間に腕を掴まれた。と思ったら、おでこを失辛と言われる鬼に触られた。すると正気を持っていかれるようにそのまま意識を失った。
148人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かにパン(プロフ) - 名無し82162号さん» ありがとうございます! (2022年1月6日 19時) (レス) id: 389140c462 (このIDを非表示/違反報告)
名無し82162号(プロフ) - 面白い (2021年9月27日 21時) (レス) @page1 id: 90bfde0de7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひすい | 作者ホームページ:http://nanasaizihakawaigarareru.01
作成日時:2021年8月13日 17時