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「君のことはあの方が探してらっしゃったからそのまま連れてっちゃうね〜。」

やだ。やだよ、誰か助けて。

そんな願いも叶わず、琵琶の音が聞こえたと思えば私と上弦の弐は畳があるところへ移動していた。

『ど…こ…』

かろうじて出た声はそれだけだった。

「ベベン」

「童磨、その子供はなんだ。」

『(だれ、怖い、ととさま、お母様、お兄ちゃん、お姉ちゃん、助けて、、)』

「無惨様、この子はあの鬼殺隊当主である産屋敷耀哉の末っ子です〜。たまたま見つけたんで連れてきちゃいましたー!」

「そうか。お前もたまにはやるな。」

「ありがとうございます〜!」

目の前で無惨と思われる鬼と上弦の弐が会話してるけどそれどころじゃない。周りの重たい気持ち悪い空気に吐き気がしている。

「とりあえず、ここへ留めておけ。どうするかは後で決める。」

「わかりました〜」

そう言って、無惨はどこかへ行った。すると上弦の弐が近づいてくる。

「あれれ、大丈夫〜?体調悪いの???」

『だい…じょ…ぶ』

そうとしか言いようがなかった。いらないこと言ったら殺されそうだったから。

「うぅーん、大丈夫そうには見えないけどなぁ。あっ!そうだ!鳴女ちゃん!僕をあそこに!」

「はい。ベベン」

そう言って上弦の弐はどこかへ行ってしまった。

『(気持ち悪い…ととさま、助けて)』

そう思って耐えれなくなりその場に倒れ込むと

「はい!これ飲んで!」

いつの間にか戻ってきていた上弦の弐が私になんかの薬を渡してきた。でも、何の薬かもわかんないものを飲めって言われても信用ならない、と思って躊躇っていると

「大丈夫!ただの吐き気止めだから!殺したりしないよ〜あの方に怒られちゃうからね」

そう言って渡してきた。

『鬼に…助けられたくない、もん。』

そんなことを言うと、しょうがないな〜と言って

「ちょっと無理強いだけど、まぁ我慢してね。」

と一言吐き捨てるように言うと、私の両腕を片手でつかみ、もう片方の手で顎を捕まれ顎を掴んだ方の手の親指で無理やり口を開けられた。

『(まさか!!!)』

そのまさかだった。薬を喉に無理やり入れらた。。

『ゴホッゴホッ、げほっげほっげほっ、、、はぁはぁ』

「しばらくしたら楽になるよ」

そんな行動をした上弦の弐に怒りが湧いてたまらなかったが、私は気持ち悪さでそのまま気を失った。

______

夢主ちゃんは幼いけどとてもしっかりした子だからヤバい時は真面目な話し方になるよ!

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かにパン(プロフ) - 名無し82162号さん» ありがとうございます! (2022年1月6日 19時) (レス) id: 389140c462 (このIDを非表示/違反報告)
名無し82162号(プロフ) - 面白い (2021年9月27日 21時) (レス) @page1 id: 90bfde0de7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひすい | 作者ホームページ:http://nanasaizihakawaigarareru.01  
作成日時:2021年8月13日 17時

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