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俺は、煉獄と手合わせするために煉獄の家へ来ていた。手合わせが終わったあと、帰ろうと歩いているとどこからか2つの聞き覚えのある声のある声が聞こえた。
「(まさか?)」
角を曲がると、そのまさかだった。しかしなぜ、A様が?お屋敷からは滅多に出ることがないだろう。そんなことを考えていると、すばしっこく逃げようとしたので即座に腕を掴み炭治郎に話を聞いた。ただ、炭治郎は道案内をしようとしていただけだとか。
あまりにも逃げようと暴れているので流石に発作が起こると思い、抱えようとした瞬間、
『げほっ!げほっげほっげほっ、、、ゼェゼェ ハァハァ』
遅かったか。急いで胡蝶から預かっていた吸入器で吸入をさせた。発作が納まったと安心したのも束の間、A様は意識を失ってしまった。早く屋敷へはこまねば、と思い
「炭治郎、着いてこい。お館様にも事情を説明しろ。寛三郎、胡蝶へ連絡してくれ。」
カァと言いながら寛三郎が飛んで言ったのを見届け、俺はA様を姫抱きにして走り出した。
移動している途中、炭治郎が質問をしてきた。
「あの、冨岡さん。Aはなぜ?」
「元々とても体が弱く、全くと言っていいほど部屋から出たことがなかった。だが、この前体調を崩した時に喘息も合併してしまった。」
「そうですか、」
炭治郎は落ち込んでいた。自分が案内すると言ったまでにこのようなことになったからだろうか。そんなことを考えながら俺はお館様の元へと急いだ。
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かにパン(プロフ) - 名無し82162号さん» ありがとうございます! (2022年1月6日 19時) (レス) id: 389140c462 (このIDを非表示/違反報告)
名無し82162号(プロフ) - 面白い (2021年9月27日 21時) (レス) @page1 id: 90bfde0de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひすい | 作者ホームページ:http://nanasaizihakawaigarareru.01
作成日時:2021年8月13日 17時