【名探偵コナン】私は1人じゃ生きられない。【松田陣平】

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『申し訳ありませんでした！失礼します！』




｢おい！まだ話しは終わってな…｣







昨日の夜の強盗制圧は勿論教官にバレた





そのせいで大切なお昼休みを削って、教官の厚いご指導(という名の説教)を聞いていた




だが途中で耐えられなくなり、教官の話を遮って途中だが教官室を抜け出してきたもうヤバい






はは もう後戻りはできないね！！




暫く鬼塚教官と目合わせられないけど、人生の大切な時間を無駄にしてまで聞くのは嫌だった




というか、呼び出し喰らったのって私だけじゃないよね？





皆これからなだけだよね？私が1番最初だっただけだよね？？






｢あれ？Aちゃんだ〜！さっき教官室入ってくの見かけたんだけど、何か話してたの？もう終わった？｣





佐々木さんは、こんな何があったのか知らないみたいな顔してるけど、まだ教官のお叱りを受けてないだけだよね？




昨日コンビニ一緒に乗り込んだもん




まだ佐々木さんは声がかかってないだけ…私だけ濡れ衣なんてごめんだからね





何かを話そうとした佐々木さんの言葉を遮り、空腹を満たそうと真っ先に食堂へと向かった







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｢松田A……？｣




『ん？』





カレーを1人黙々と食べていると、頭上から聞き慣れない声がした




私の名前を呼んだことからどう考えても私に用がある筈なのだけど、声の主に全く心当たりがなかった




カレーをよく噛んで飲み込んだ後、頭上へと視線を向けた






『…あれ、吉永さんじゃん』





私のことを呼んだのは、隣の教場の吉永さんだった




意外な人物に頭の中がはてなマークで埋め尽くされていると、何やら吉永さんはとんでもない勢いで自分の頬を叩き始めた






『……ってえ？！なんで頬叩いてんの？！』





｢いや……！ちょっと感動で…！｣





『意味分かんない！止めて止めて！！』




慌てて立ち上がり、ビンタし続ける吉永さんの腕を掴んで止めさせた







｢ちょっと！！！急なご褒美は反則だってば！！｣






『……初対面なのに申し訳ないんだけどさ


さっきから言動が謎すぎるんだけど、どこに頭打ちつけてきたの』

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