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次はとうとう最終種目のリレー
｢A頑張ろうね！｣
『小野はんちょー……死にそう…』
｢これまでの汚名返上だ。気合い入れろよ？｣
『降谷はそうやってすぐプレッシャーかける！』
｢騎馬戦の失敗も取り戻してこいよ！｣
｢伊達班長掘り返さないで！！！｣
騎馬戦で騎手だった私は、ハチマキの取り合いで偶然顔面に見ず知らぬ人の肘がクリーンヒットした
ハチマキの取り合いに既に燃えていた私はプッツンキレて思わず手が出てしまった
私もさ、拳はやりすぎだと思ったよ。悪気はなかったんだよホントに
もちろん審判に即失格と言われ、鬼塚教官には｢後で教官室に来い｣と名の如く鬼のような顔で脅された
あまりにも怖すぎて『はい！！！喜んで！！』と適当に聞き流して必死に
応援席に戻ると、降谷に｢この前あれほど……！｣とグチグチと説教をされた
逃げても地獄だった
『ハギ！！任せたからね！』
｢うんうん任せといて〜｣
『ハギがぶっちぎり1位だったら私が苦労しないで良いんだからね！分かってるよね？！』
｢大丈夫だって〜！Aちゃんの前には俺を含めて9人も走るんだよ？イけるって！｣
『は？なんでそんなお気楽なの！！私の命がかかってるんだよ？！』
｢Aちゃんなんか情緒大丈夫？｣
もう緊張で頭おかしくなりそうだわ
｢A大丈夫？｣
『ヒロくん…私を助けてね……』
｢うーん…俺、そんなに足に自信があるわけじゃないからな｣
『ヒロくん障害物競走バカ速かったじゃん何言ってんの』
｢ははっ｣
『私の圧力から逃げようとしてるのバレてるからね』
ヒロくんがアンカー決める時私の事見捨てたの、ずっと覚えてるから
｢ンなトゲトゲしてんなよA｣
『じんぺー…！』
｢おーおー 今にも死にそうな顔してんな｣
ポンポンと頭を撫でながらケラケラと笑う陣平は全く緊張していない様子だった
私なんてプレッシャーで押し潰されそうなのに
『……じんぺなんか余裕そうだね？』
｢あ？だって俺や降谷が居るわけだし、お前の脚を信用してるからな｣
さも当たり前かのように話す陣平は本当にそう思っているようだった
あんなに降谷を目の敵にしてたのにね
でも何よりも、私を純粋に信じてくれている事がただただ嬉しかった
『…頑張るね』
｢おう｣
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ひぃな(プロフ) - 凡人さん» コメントありがとうございます！一気読みしてくださったんですか！？好きすぎるなんて嬉しいです(;_;)更新頻度不安定にはなりますが、これからも頑張りますので読んでいただけると幸いです！！ (2022年6月14日 23時) (
レス) id: f3d161dc85 (このIDを非表示/違反報告)
凡人 - コメント失礼します！作品好きすぎて一気読みしちゃいました〜！続きが楽しみです、無理のないように更新頑張ってください！応援してます💪 (2022年6月14日 22時) (レス) @page40 id: a488a8e9b0 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃな(プロフ) - RIOさん» コメントありがとうございます！続きを読みたいと思ってくださるような作品を書くことができて嬉しいです！作者は学生の為、今後定期考査や大会を控えているので更新は曖昧になりますが、これからもよろしくお願いします！ (2022年6月14日 7時) (レス) id: f3d161dc85 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 続きが読みたいです！ (2022年6月14日 2時) (レス) @page37 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃな(プロフ) - いーすとさん» いーすと様コメントありがとうございます！！その一言が小説更新の原動力です！！！！嬉しすぎて飛びます！！ (2022年6月12日 23時) (レス) id: f3d161dc85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃな | 作成日時：2022年6月8日 21時
