. ページ13
.
いざ外に出てみると天気のいい青空が広がっていた。
めちゃくちゃ天気いいねって喜んでるAは、こうして見てるとすごく太陽が似合う女の子だなと思う。
「ねぇもしかして晴れ女？」
「うーん…その説はある！」
「でしょ、Aならありえる」
こんなのんびりとした会話をしながら2人でゆったりと歩く時間が、俺にとってはすごく癒しだ。
しばらくして映画館に到着すれば、食べ物に目がないAはポップコーンだの何だのを購入して満足そうに席に座った。
そしてAにとっては6回目のはずのこの映画。
それなのに何度も見てるとは思えないぐらいに
ワクワクが隣から伝わってくる。
「A」
「んー？」
「楽しみ？」
「え？すっごく楽しみだよ！なんで？」
「ううん、ただ聞いただけ」
「変なの」
本当に素直だな、と思わず笑っちゃうほど。
「ほく…ぁ、」
「どした？」
「あんまり大きい声で名前呼ぶとバレちゃうかなって…」
「あー、一応オーラとかはないと思うんだけどね」
「そんなことない！でもほら、声とか洋服のセンスとかそういうのでも勘づいちゃうんだから」
俺を気遣って小声で話すA。
もちろん俺に危機感がないわけじゃないけど、こういう時にAからはたくさん助けてもらってると実感する。
"ファンの子はきっと本当に北斗のことが好きだと思うし、北斗のためにもその子たちのためにも、私といるなんて絶対に気づかれちゃダメ"
ずっと前にAにそう言われたことがある。
俺のことだけじゃなくてファンの気持ちも大切にしてくれているそんなところに、また惹かれていくんだ。
「暗くなった！もうすぐだね」
「ん、そうだね」
主演映画をAと一緒に見るなんて、
少し緊張している自分がいる。
どんな反応をしてくれるんだろうな。
まぁ、この子6回目なんですけどね…(笑)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1509人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hiina(プロフ) - つばささん» ありがとうございます！お楽しみいただけて嬉しいです(泣)自分のペースで頑張らせていただきます！！ (2021年3月10日 12時) (
レス) id: dd01d7da97 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - ２人とも可愛い…！！最後まで無理せず頑張って下さい！楽しみにしてます(*^^*) (2021年3月9日 23時) (レス) id: f62f7d7df7 (このIDを非表示/違反報告)
hiina(プロフ) - naoさん» わ〜ありがとうございます(泣)頑張っていきますので最後までどうかお付き合い下さい！！ (2021年3月7日 17時) (レス) id: dd01d7da97 (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - 私好みでとても好きなお話です！いろいろ大変だと思いますが更新頑張ってください！応援してます！ (2021年3月7日 11時) (レス) id: 4ea5256c68 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：hiina
| 作成日時：2021年3月3日 23時
