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「慎太郎久しぶり」
「ほんとだよ！連絡しようと思ってたんだけど会えちゃったか」
「え、なんで？」
「あー実はこいつが会い、」
「たろちゃんっ…！！」
私まだ会いたいなんて言ってない！何も言わないで！
これ以上不審者扱いされたらもう私生きていけない…
そんな思いを込めてたろちゃんに目線を送る。
「キミさ、慎太郎の彼女？」
「え？」
「それなのによく昨日俺に好きとか言ったね」
「いや、ちが、彼女じゃない…」
「違う？なに、じゃあ友達ってこと？友達は選んだ方がいいよ慎太郎」
「きょも、Aは悪いやつじゃないから分かってやってよ」
ひぃぃ……何だこの言われようは。
確かに私不気味だったかもしれないけど、
だとしてもこんなに嫌われますか！？
「俺、顔だけで近づいてくるとか大っ嫌いだし、現にキミもそうだもん。どうせ周りにいる女と同じでしょ？」
「ぁ………」
あぁ、そっか、
彼ってモテるんだ…。
彼の言い方だと、もう何度も見た目だけで近づいてくる女の子たちがいた
そう解釈できる。
「あのなきょも、こいつはほんとに、」
「ごめんなさい！！！」
たろちゃんの言葉を遮ってまで、
全力で頭を下げた。
勝手に自分の気持ちだけを優先して先走ったこと、
すごく後悔してる。
「今の私は軽い女だって思われても仕方ないことをしたと思う。
それに階段から落ちるのを助けてくれたのだって本当はちゃんと感謝しなきゃいけなくて、なんなら命の恩人で…
その、自分勝手なことして、本当にごめんなさい…」
申し訳なさで顔を上げられない私。
数秒間の沈黙が流れたあと、
彼はハァ…っとため息をついた。
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雅(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！読んでて表情筋全く仕事してませんでした、、終始キュンキュンしっぱなしで余韻に浸ったまま眠れそうです(笑)こんな神作を生み出して下さりありがとうございます！ (2023年3月23日 1時) (
レス) @page41 id: 510ee6a3ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiina
| 作成日時：2021年2月11日 21時
