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「まぁ、いつもじゃないけどたまにかな？」
「そっか…優しいですね先輩」
「いやいや、ただふざけながら帰ってるだけだから！」
方向一緒な男どもが着いてくんの、って。
「それって、森本くんとかルイスくんですか？」
「おっ、正解！ほんとそのぐらいかなー」
「え、あの、女の子とかは…、」
我ながら踏み切ったことを聞いてる気がする。
こんなの気にしてる気持ちバレバレじゃない？
大丈夫？
「俺ね、夜にシフト被る女の子Aちゃんが多くてさ」
「へ？そうなんですか？」
「もちろんなくはないんだけど、他の子って高校生だからこの時間までいなかったりするわけじゃん？」
大学生になると女の子も遅くまで働いて大変だよね、って先輩が私を見る。
「だから、実は送ってあげるのとかAちゃんが初めてなの。送るよとか言ってちょっとカッコつけすぎちゃった？(笑)」
「…っ、」
もし私じゃない女の子がこの時間までいたとして、
きっと優吾先輩はその子のことを送るだろう。
だけど今は、私だけだっていう事実がある。
それだけで十分すぎるほど嬉しかった。
「かっこいいですよ先輩は」
「ははっ、ありがとう」
この時間が続けばいいのにって、思う。
「Aちゃんはさ、よくそうやって素直に言ってくれるよね」
「素直ですか？」
「俺のラテが１番とか俺が優しい、かっこいいとか(笑)」
「だって…全部ほんとじゃないですか、」
全然笑い事じゃないですよ。
そうやって笑う笑顔は素敵ですけど…。
「俺全然モテないからさー」
「え？嘘！そういう人ほどモテますよ！」
「ほんとなんだなぁこれが」
だからさ、って優吾先輩が立ち止まるから私も足を止めた。
「せんぱい…？」
「あんまり褒めてばっかだと、俺本気にしちゃうよ？」
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雅(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！読んでて表情筋全く仕事してませんでした、、終始キュンキュンしっぱなしで余韻に浸ったまま眠れそうです(笑)こんな神作を生み出して下さりありがとうございます！ (2023年3月23日 1時) (
レス) @page41 id: 510ee6a3ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hiina
| 作成日時：2021年2月11日 21時
