北斗くんだけ。3

＊ ページ3

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うん、起きなかった。






いや、その…少女漫画とかなら起きるじゃん？

それがこの北斗さんは起きないんですね。







「……んぅ、」






……！？







びっくりしたぁ、寝返りうっただけか。

咄嗟に身を伏せたけど多分これあんまり意味ないや…








「ふぅ……っえ？わぁぁ！？//」







ホッと肩をなでおろしたのもつかの間、

まだ眠たそうな北斗の瞳がぼーっと私を見つめていた。






「えっと、、ほくと、おはよ？」

「んふ…A〜？ぎゅーってして、、」






か、かっわいい…！！！

もしかして寝ぼけてる？？







「ん、いいよ？」

「へへ、あったかぃ…」







ぎゅって抱きしめたら目を閉じて嬉しそうに微笑んだ北斗。

なに、どうしてこんなにかわいいの！！！！！








「これはさぁ、夢…？」

「え？」

「俺いつも……Aの前じゃかっこつけちゃうから……夢の中ぐらいはこんな甘えたな俺でもゆるして……」

「…っ、うん、たくさん甘えていいよ。そんな北斗もすき、」







ほんと〜？ってまた可愛く笑う北斗のふにゃってした笑顔は私の胸がキュンキュンして苦しいから勘弁してほしい…。








「A…ずっとそばにいて……離しちゃ、だめ…」

「うん…離さないよ。ずっと一緒にいようね？」








いつも「ほくと〜」なんて言って甘えちゃうのは私の方。






だけど甘々なわんこほくぴ(こんな呼び方したら怒られちゃう)もたまには悪くないなぁ、って

むしろもっともっと甘えてもいいのに。






そう思いながら北斗の体温に目を閉じて、

私もそのまま眠りについたのでした。









fin.


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甘々な北斗くんを書きたくてこうなりました…。

癒しってこういうこと。(Hokuto side)→←眠り、、姫？

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