ヤのつく仕事の若い男【wrwrd】[knsm]

自信 ページ32

めちゃめちゃ忙しくて更新遅れてすみません、頑張ります...!!
暇な時に前に書いた作品も読んでいただけたら嬉しいです...

ずっと、同じ話を【wrwrd】[shopi]

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沈黙の硬直状態は続いて、店員さんの声と一緒に生ビールが卓上に置かれた
泡の音がするそれに手をつけることもせずらんらんはにこにこと私を見続ける

『いや、あのー...結婚しました』

｢うん、それは聞いた｣

『ですよねー』

私が口を開いたからからんらんがアルコールに口をつけた。勢いよくそれは減っていく
言っていいものだろうか...
言うにしてもなんて言う？正直に？正直に言えばいい？

｢何隠そうとしてんの？殴るぞ｣

『許してください。正直に言うので。お前マジでするから洒落にならない』

らんらんの右手の拳に頭を下げる他ない
さもなくば私にボディーブローがかまされる

甘いカクテルを舌に踊らせて気持ちを紛らわせる
完全に聞く体制のらんらんは最早脅しすら口にしようとしない

『............ゃ、くざの...』

｢は、マジで言ってんの｣

『はい...大マジです...更に言えば若頭的な...？』

｢嘘だろ？お前。流石にそこまで馬鹿じゃないよな？｣

『...仕方がなかったんや』

こうべを垂れる私にらんらんは空いた口が塞がらないといった様子
確かにそう思う。わかる、わかるぞ
私もらんらんに同じこと言われたらそんな反応するもん...

『でも、すごく優しい人だよ』

｢ヤクザに優しいとかあんの？ジャイ〇ン化現象起きてるだけじゃねーの？｣

『そんなこと、ないし...』

｢じゃあなんでそんな自信なさげなんだよ｣

辛辣な言葉が胸に刺さった
確かにそうなのかもしれない。元々の印象とコネシマさんな印象はいつだって異なることが多かった
それにいつも自分は惑わされる
それをらんらんは言った

でも、でも。それでも

『大丈夫だよ。だってそんなんだったらあんなこと言えない』

｢なにそれ、教えろよ｣

『だめ、これだけは教えないから！』

守り通すだなんて。心配しないでもいいなんて。
あんな笑顔を、あんな仕草を
大きな手が頭を撫でる感覚を体が覚えている









あぁ。いつの間にか私は



どうしようもないほどに





コネシマさんに惚れてしまっていたみたいだ

友人らしい→←まあ待てって

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