HiGH&LOW【２】 (ページ36)

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～MIGHTY WARRIORS アジト～

ﾊﾟｰﾙ『ある朝ママがさ、息子を起こしてたんだよ。』

ﾊﾞｰﾆｰ『おぉ。』

ﾊﾟｰﾙ『学校遅れるって。』

ﾊﾞｰﾆｰ『あぁ～、学校ね。』

ﾊﾟｰﾙ『でも息子は、学校行きたくない！！っつーの。』

ﾊﾞｰﾆｰ『はぁ。なんだよ、イジメかよ？』

ﾊﾟｰﾙ『僕はみんなから嫌われてる！！
先生からも邪魔者扱いだ～！！』

ﾊﾞｰﾆｰ『うわぁ～、やっぱイジメだわ。ひでぇなぁ。』

ﾊﾟｰﾙ『でもママは、それでも叩き起したんだよ。
アンタ校長先生だろ！！って。』

ﾊﾞｰﾆｰ『ふははははっwwwww』

9『よぉ、おら、Men～！』

二人と拳を合わせバーニーの隣に座った。

9『フレッシュなBeatある？』

ﾊﾞｰﾆｰ『フレッシュなBeat？あぁ～、あるよ。』

そう言ってパソコンから音を鳴らす

音を聴いて乗り始める三人

ﾊﾞｰﾆｰ『結構これ気に入ってるんだけど。』

9『なんかテーマとかある？』

ﾊﾟｰﾙ『BBFL』

9『ん？なに？？』

ﾊﾟｰﾙ『Bad Boy For Life！！』

9『Bad Boy For Life！！』

ﾊﾟｰﾙ『Yeah～！！』

ﾊﾞｰﾆｰ『おぉ～、いいねぇ。』

9『書いてみよー。』

ﾊﾟｰﾙ『Yeah.』

音につける歌詞を考える9とパール

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別の部屋では､ソファーに座り机に足をかけ本を読む劉とその隣には携帯を弄るAがいた。

セイラは部屋の隅で小さく座っている。

ｾｲﾗ『MIGHTY WARRIORSって、何のグループ？』

劉はチラッとセイラを見て読んでいた本を開いたまま胸に置く。

劉『言うならば...“夢を成し遂げるための同士達”。』

ｾｲﾗ『窃盗団じゃん。』

『酷い言われよう』

劉『ﾌｯwまぁそう見えてもしかたないか。』

ｱｲｽ『奪った金は、理想郷を作るためだけ使う。』

ｾｲﾗ『理想郷...』

ICEは椅子に座り話を続ける。

ｱｲｽ『俺らが自らスタイルを貫く事で、社会から見捨てられ、夢を無くしてる奴らに希望を与える。』

劉はソファーに座り直し本を読み続ける。

ｱｲｽ『音楽やファッションで。』

劉『暗く沈んだ心を明るく照らす太陽。』

『どんな人間にも、平等に光を。』

ｾｲﾗ『はぁ...』

ｱｲｽ『なんだよ』

ｾｲﾗ『ﾌｯw 希望を与える？』

劉『理解出来ないか？』

ｾｲﾗ『どうして言い切れる』

ｱｲｽ『俺自身が、救われたからだ。』

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