HiGH&LOW【２】 (ページ28)

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琥珀『その後店は地上げで、なくなっちまったんだ。』

龍也『ずーっといい場所ねぇか、探してた。
店の名前は、“ 一斗缶 ”だ。』

ｺﾌﾞﾗ『一斗缶？』

九十九『一斗缶ってあれだよね？』

奥で火をたいている一斗缶を顎でさした。

龍也『あぁ。』

九十九『俺ムゲンに入って初めて知ったわ。
一斗缶が喧嘩の道具以外にも使えるって。』

ﾔﾏﾄ『いや、普通あれ油とか入れるもんっすよ。』

九十九『うるさい、知ってるわ。』

龍也『俺はな、一斗缶みてぇにあったけぇ、お前らがいつでも帰ってこれる場所、作りてぇんだよ。
.....お前ら、店作んの、手伝ってくんねぇか？』

ｺﾌﾞﾗ『あったりまえじゃないすか！！』

九十九『よっし！！看板、看板俺作るわ！』

ﾔﾏﾄ『龍也さん！！
一斗缶に、ビリヤードとか置きませんか？』

龍也『あぁ、確かに』

ﾔﾏﾄ『いいっすよね！！』

琥珀は盛り上がってる方に行かず、ずっと椅子に座って険しい表情のままだった。

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なぁ､龍也。この時のお前は、

ムゲンをどうするつもりだったんだ＿＿＿＿ｺﾊｸ

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～店～

太田『古西、お前ぶつけんなよ！！』

古西『ムゲン様のお通りでぇいす。』

ｺﾌﾞﾗ『お疲れっす。』

古西『邪魔だお前！！』

九十九『あ''ぁ？』

入口近くで作業していた九十九につっかかる。

太田『邪魔なんだよ。』

九十九『でぇーんだよ！！！！！』

ﾔﾏﾄ『うぃ～。』

ヤマトはコブラに電気部分の道具を渡す。

ｺﾌﾞﾗ『あっ、そこに置いといて。』

ﾔﾏﾄ『ういっ。』

太田『ちゃんとやっとけよ！』

ﾔﾏﾄ『うい！！』

ﾅｵﾐ『お疲れ～。』

九十九『お疲れ～。』

ﾅｵﾐ『今日兄貴、保健所の手続きで来れないって。
はいっ、食べて！』

ナオミが大量の食料が入った袋を机に置く。

全『おうぇーいw』

琥珀『おう、さんきゅ。』

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